ハチマル

週刊少年ジャンプで連載中の『サムライ8 八丸伝』を考察するブログです。

サムライ8 八丸伝 第2話「空からの訪問者」感想③

「ギャハハハハハ…フガッ

よくやった!これで水路はいただきだ!
フフッ!オレ達から世界に向けた死のサイレン!」(兄貴)

「兄貴!祝砲を上げようぜ!!」(子分A)

「撃てっ!!!」(兄貴)

<ドド><ドンッ>

えーっ何やら戦車に乗った豚さんたちがイキってますねー。親分格の豚さんは湯船?(鍋?)に浸かってワイングラス片手にホークに刺したおつまみ?(ケーキにすら見える!!←お酒スキーなケルベロスとしてはお酒のおつまみが甘そうなお菓子系とかもう信じられない!!…っていうか気持ち悪くなる光景です!!)というラフな出で立ち(笑)。八丸の星の住人ですが、全てが八丸のような人間種だけではないようで、半獣半人的な人種混在する世界観のようですね。

もっとも戦車の中のお風呂に浸かってる豚さんが単なるぽっちゃり系の人間という考えもありますけど(笑)。でも、まっ…結構この世界。ダイバーシティな様相(後述)を呈していそうです(笑)。ところで、この豚さん達が乗ってる戦車ですが、宮崎駿監督風、あるいは鳥山明大先生の描く戦車のようですね。しかし、こんだけ背が高いと対戦車戦用ではないと考えられそうです。通常、戦車の敵は戦車であり、被弾性を最小化する為に平べったくなるのがセオリーです。

現代戦ではどれだけ低フォルムにするかに血道を上げるのが戦車ってもんですから、これは豚さんがお風呂に浸かりながら移動して悪さを働く為の乗り物であり、対人殺傷兵器であろうかと、僕は推察しています。描写中にを恐る様子があったり、上空に向けて砲塔が数門装備されていて、実際、この時撃った祝砲八丸を乗せた早太郎(飛行形態)を撃ち落としてるようなのでホルダーによる上空からのの襲来を警戒しているのでしょう。

それに大きめの主砲が一門装備されていて、遠距離攻撃が得意そうなので、などの外敵を近寄らせずに殲滅する戦術なのかなーと思います。しかし、「水路」とか「死のサイレン」とか意味不明で何か既に悪さをしでかした感がある。この後の描写で八丸が落っこちた道場に戦車の豚さん達が強襲かけそうな雰囲気で終わるんですが、どうやら八丸対戦車戦の立ち回りが拝めそうな予感。そこで侍・八丸ホルダー・早太郎がどんな風に戦ってみせるのか!?楽しみです。

或いは、この豚さん達が狙う「不思議な侍の玉」って、きっと宝刀・侍魂だろうし、それが八丸の手に渡ったりしませんかね。それか…第1話浪人八丸から取り出した「高綱の侍魂・血吸」をちゃっかり使っちゃうか!?いろいろと見所予想できますね。でも、やっぱ…模造刀どデカイ戦車真っ二つにぶった斬る金剛夜叉流・兜割(かぶとわり)なんて繰り出してくれたら僕的にはサイコーにカッコいい!!と思うんだけど、有り勝ち過ぎ岸本先生はやらないんだよなー。

「友達ってのが
やっとできるのかな……オレも
…だって外の世界は家も人もいっぱいだろ!?」(八丸)

「ニャン?」(早太郎)←微妙な雰囲気

「ん?ああ…父ちゃん助けた時は夜だったろ!
暗くて外よく分かんなかった」(八丸)

「…」(早太郎)←微妙な雰囲気

「うわっ!」<バンッ>(八丸)

さて、散歩に出た八丸早太郎ですが、この世界、飛行がそれ程特別じゃなさそうですね。何やら運送屋さんも飛んでたり、アクシズみたいな形の建物みたいなのとか、大きな船のような物体がいたるところに浮遊しています。八丸早太郎が変形して飛んだことに喜んではいても信じられない風ではないので、きっとこの世界においては平易な技術なのでしょう。しかし、八丸を乗せて飛ぶ早太郎が見させてくれたこの世界の風景に思わず、僕もワクワクしました!!

「ありがとうな…早太郎
…これからどんな事が起きるんだろうな
オレ達…

ヤッベェーーー〜〜!!!

ワクワクしかしねェーよ!!!!」(八丸)

ネトゲネットで八丸が見た世界をVRなどではなく、実際に体験して高鳴る鼓動が伝わって来ましたね。そして、これがきっと八丸パパ八丸に見せたかった風景。パパも草葉の陰で…さぞかし…って、まだ死んでないって(笑)。それと八丸は友達が欲しかったのですね。外出してすぐに「友達」を意識していました。しかし、これまでズーッ引き篭もって来たのに八丸の示す社会性が何となく…こう…スーッ…と入って来ません。もっと怖がってもいい…というか。

しかし、これもネトゲの影響だったり、VRでの仮想現実体験とかで補われて来たのかなーとも思ったりしますが…。それと、やはり八丸パパ人徳と申しますか、幾重にも配慮して上手に八丸を育てられた…というのもあろうかと思います。八丸いい子だな…と思います。いい子過ぎて気持ち悪いくらい(笑)。そこが若干の違和感として胸に閊(つか)えて落ちない。こう…腑に落ちなくて困る。何だろう…余りにも僕が汚れ過ぎた所為かなー(遠い目…)。

この後、八丸夜叉流忠道場の武士寮に転落してちょっと変わった子と出会います。ミッツマングローブ曰く、ダイヴァーシティ(←「多様な人材を積極的に活用しようという考え方」で、決して「お台場」の事じゃない!!)な世界で、これまたジェンダーフリーな子が登場して今風な展開だなー…と、おっちゃんのケルベロスは思うのでしたが、八丸一番最初の友達になるだろう子の登場のエピソードを今週中にまとめますんで、生温かい目で見守ってください(笑)。

ところで、早太郎…。八丸「友達ってのがやっとできるのかな…」早太郎に語りかけた時、「ニャン?」と、早太郎微妙な反応していますよね。コレはきっと早太郎「僕が八丸の最初の友達だよ!!」って言いたかったからだと、僕は思うんです。こういうネーム(セリフ)を岸本先生は書かれるんです!!心の襞(ひだ)と申しますか…微妙な機微を表現される!!是非とも…この凄さに気付いて欲しいんです!!…って、考え過ぎッ!?(の可能性…)(←岸本先生が首を横に振ってませんよーに!!)

 続きまーす!!

  ケルベロス