サムライ8 八丸伝 第10話「ターゲット捕捉」感想①
第10話「ターゲット捕捉」のあらすじ:アンちゃんに嘘をついてしまった八丸は心がじゅくじゅくしています。その頭上の無雲にはアタの凶刃が迫っているとも知らず。アタは無雲を黙斬りで一閃。その直後、アタは防衛に当たるムジンらをいとも簡単に退け八丸たちに迫ります。一方、何やら怪しい身体を利用してパパが八丸を連れ戻そうとしますが、アタの強襲に遭いお話は風雲急の展開に!!次回、達麻VSアタの予感が…!?
「!」(アン)
「…嘘…ついちゃったなぁ…」(八丸)
「ど…どうか…した?」(アン)
「!」(八丸)
「べ…べつに何も!」(八丸)
<プス>
今週は月曜日が祭日(海の日)で週ジャンの発売が7月13日(土)でしたねー。一応、僕の考察のルールは先バレ厳禁で、週ジャンが発売された日の13時以降に記事をアップするようにしています。これは仕事をしてる人でもお昼休みに週ジャンを買った後に考察に触れられるようにと、いろいろと考えた結果で、ナル×ジャンの頃からこのスタイルを貫いています。それで土曜日発売の時は同日の13時を目指して記事をアップすべくパソコンの前でシコシコとやっています(笑)。
でも、僕もいろいろあるので13時がどうしても無理な時は17時半とかもっと遅い時もあります。その辺は優しい大人フィルター越しに生温かい目で見てやってください。ケルベロスは本名が木村というんですが(嘘)、気ムラが大きくてすごく書ける(書きたい)時と書けない(書きたくない)時の差が激しいです。あと、人間的にもクセがスゴイので(笑)、常識的な人は驚くかと思いますが、八丸と一緒で悪気は全くないので、達麻が八丸を見るような感じでよろしくお願いいたします。
さて、タコ焼きを頬張る八丸ですが、味わうどころではなさそうですね(笑)。しかし、僕は嘘はついちゃいかんとは申しません。嘘には三種類あって…東野圭吾大先生が書いてましたね(麒麟の翼)…自分を守る嘘。誰かを欺く嘘。誰かを庇う嘘…でしたっけ。僕は三つ目の嘘は優しい嘘だと思ってます。また嘘は人が生きて行くには必要だと思っています。八丸はまだ融通の利かないクソガキ…じゃなかった…経験の足りない子供だからアンちゃんを欺いた自分が許せないのですね。
僕はあそこで八丸がアンちゃんに自分の本当の姿を見せられたら、一気に2人の距離が縮まったのに…と悔しかったのですが、八丸がそんな男と女のロジックなんて知りませんし、誰だって自分を良く見せたいと思うのはまた必定故、あんなにも薄っぺらい嘘でその場を繕ってしまったのです。でも、そんな小さな嘘を理論的に破綻しないように更に増殖させてしまうのもまた人の必定でありまして、あの名作TVドラマの「君が嘘をついた」では、それで最終回まで引っ張りましたもの(笑)。
嘘は嘘を連れて来ますからね(笑)。折角、大好物のタコ焼きを食べてるのに美味しくないなんて悲しいじゃない。アンちゃんに少しでも良く思われたい気持ちも痛いほど分かるけど、そのままでいいんですよ。それが分かる子になれれば、アンちゃんにも同じように、そのままでいいと言ってあげられる。誰かと自分を比べる必要なんてどこにもないんですよ。自分は自分なんですから。そして、アナタはアナタなんですよ。それこそが「アイデンティティ」というやつなんですが…。
そんなのいきなり分かんないよね。だから、ゆっくりでいいから、少しずつでいいから、自分と向き合って、誰かと向き合って、自分の中の自分と、誰かの中の自分を照らし合わせて行けばいいです。そうして、そこで確立した自分を足場にして誰かを感じてあげられたら、きっとその人も少しは救われると思うんですよ。…え!?何!?逆にややこしいって!!??すみません…でも言ったじゃん!!クセがスゴイって(笑)。このテーマは焦らずにゆっくりと…一緒に考えて行きましょう。
「金剛夜叉流」<ゴゴゴゴ>(アタ)
「黙斬り!!」<ブン>(アタ)
「よし…」(アタ)
一方、無雲に到着したアタさんですが、なんと…ピタリが!!ピタリが〜ァ(ゴチ風)…じゃなかった…烏枢沙魔流ではなくて金剛夜叉流の使い手でした!!!それでいきなりの黙斬り!!と来たもんだ!!そして「よし…」なんて自画自賛してますが、恐らく黙斬りで時間を決めて無雲を斬っちゃったのでしょう。然る後、無雲は真っ二つ…ちゅーか、既にアタさんの衝突で核を貫かれてます。黙斬りだって内部からバッサリと行ってますし、アタさんだって突き抜けて、普通はアウト〜ォッ!!!です。
ここは無雲の崩壊の起爆剤として、黙斬りで時限爆弾に変えたのでしょう。達麻が八丸に展示した黙斬りは八丸のリクエストで8秒後でしたけど、アタさんはこの後、八角を奪取するミッションがありますから、相応の時間を設定してると思います。しかし、この黙斬りですが、星間移動してた時に小惑星を蹴散らしてた侍魂じゃーなくて、脇差(鈍)の居合(いあい)なんですよね。そういえば達麻の展示も鈍(なまくら)の居合ですたっけ。
黙斬りとはそういう剣技なのかも知れませんね。しかし…黙斬りの仕組みが未だに分かりません。「侍とは何事も自分で決められる者だ」(第4話「親子ゲンカ」)と達麻が言ってましたが、まさか「それが侍だから…」という理屈で時限発動する斬撃が成立してしまうと、もう何でもアリ過ぎて萎えるので、何かしらの道理が欲しいところです。そして、そうであれば既に確定したと思われる無雲の破壊を阻止する方法もあるかも知れないので、八丸の住む星も被害を免れると思うんです。
ところで、達麻の寿限無のような異名に「星砕き」(by 葉芽道)つーのがありましたが、アタさんの黙斬りみたいに達麻もできるんだと思います。それにアタさんのナビ音声ですけど、達麻も葉芽道の照会で同じような描写がありますから、あれは金剛夜叉流の免許皆伝のオプションかな…と思うんですね。その意味で達麻とアタさんは同程度の剣豪なんではなかろうか?と推測されます。しかし、達麻が猫型ロボットになってるので不安要素ですね。でもアタさんも分身体みたいなもんか。
例えば、武式一式が達麻のキーユニットに追加された印籠にインストールされてると仮定して、それを奪った侍は自分に金剛夜叉流の武式一式を追加できる可能性ってありませんかね?そもそもアタさんがまだ烏枢沙魔流じゃないと確定もしてないと思うんですよ。それか相手の型式をコピーできる写輪眼みたいなオプションとか…何らかのチートが侍の流儀としてあるかも知れません。それに、アタさんが金剛夜叉流だったら達麻は即照会可能だから一発でアタさんの素性が分かりそうですね。
続きまーす!!