サムライ8 八丸伝 第21話 白く輝く刃 感想②
「……
だ…大丈夫でしょうか私たち?」(アン)←めっちゃ自虐!!
「アンちゃん…だっけ?
オレが付いている心配するな
守ってやるから」(コツガ)
「は…はぁ…?」(アン)
「それは八丸の役目だが
可能性がないわけではない」(達麻)
「え!?」(八丸)
「男を見る目があるなら
いずれハッキリしますよ」(コツガ)
「よーし!とにかく!
何が何でも生き残って」(八丸)
「そうだ!何が何でも生き残って」(コツガ)
「主催者倒して———」(八丸・コツガ)
「仲間に入って」(八丸)
「10億円を…」(コツガ)
「もらうぞ!!」(八丸・コツガ)
今回…何か変だなーと思いながら読みませんでした?また週ジャンの月曜日が戻って来て、お店に週ジャンを買いに行って、岸本先生の『サムライ8 八丸伝』の掲載頁を目次で確認して、そーっと『サムライ8 八丸伝』の扉を開いて…と月曜のルーティンで読み始めたんですが、な、な、な…何て大胆な端折り!!!これはねー…打ち切りが正式に決定したんじゃないですかね。恐らく3話〜4話分ぐらいのプロットを大幅に割愛して今話に詰め込んだんだと思うんですよ。最終話でこれをやるのは流石に…と担当編集も岸本先生も考えたんだと思います。
※「みえるひと」(岩代俊明先生)は最終回に端折って終わらせたもんでめっちゃ物悲しかったッス。面白かったのにね。途中、エロ要素も入れてカツ入れたんだけどダメだったんだよなー。
しかし、此の期に及んでも八丸とコツガの掛け合いでお茶を濁してて、「もらうぞ!!」の八丸のキメ顔に目眩を覚えました(笑)。八丸のキャラ設定がもうめちゃくちゃだから、もうどんなに八丸がいいこと言っても入ってこないです。そもそもイケメン化する前の八丸みたいな子に主人公を任せる…っていうのが、こういう子らにとっては拷問か虐待に相当する設定だったんだから当たり前です(笑)。そんな八丸を主人公に留める為に八丸のキャラ設定を強引に変更するしかなかっただけなんだけど、それはイケメン化じゃなくて別人化と言うのですよ(笑)。
今は亡きパパさんが八丸を生命維持装置に繋いで籠の鳥にしてたとか、もしかして薬物等を使用して八丸の前頭連合野の機能を抑制してたとか、いろいろと思い当たる節はありますが、それだと八丸はそれはこういう問題を抱える子供らとは全く違う存在という事になります。本当に問題を抱える子らは似非・生命維持装置から解き放たれ薬抜けましたー的に変われないんですよ…これは非常に残酷なお話です!!だから、完璧じゃなくていい!!完全じゃなくていい!!というメッセージを子供らに伝えるには、八丸は全くもって不適格と言わざるを得ないと僕は思うのです。
そもそも、イケメン化(別人化)する前の八丸のような子には「主人公になんかならなくていいんだよ」って、肩の荷を降ろしてあげるのがセオリーでしょ。ナンバーワンにならなくてもいい!!もっともっと特別なオンリーワン!!(世界に一つだけの花/SMAP)を聞いてみて下さい。人は皆、自分ができる事をやればいいんですよ。自分ができない事はそれができる人がやる。その人ができない事はまた他の人が…そういう助け合いで社会とは構成されているんですよ。悩みや問題を抱えていて不安な子供らにそれを伝えなきゃなんないんじゃないの…大人が。
ま…グチグチと書いてても仕方ないんで先に進み〼
『ではこれから
バトルロイヤルを始める
諸君…楽しんでくれ』(バッファ郎)
「あ…あの骨河さん
さ…侍じゃないアナタはそもそも
参加資格が…な…無いんじゃ」(アン)
「心配してくれてるんだね…大丈夫!
だから竜を連れて来た」(コツガ)
(人任せじゃん)(アン)
「アン!
今回ばかりは力をいっぱい借りるよ!
祈ってくれ!」(八丸)
<くるっ>「は…はい!」(アン)
「ちょっ…!八丸!
でけー声出して目立つな!
なるべく漁夫の利を狙うんだよ!!」(コツガ)
「どっちがいい男かもう
ハッキリしてるな……」(サーベル侍)
「だといいが…」(達麻)
ちゃっかりサーベル侍が会話に割り込んでてワロタ(笑)。バッファ郎の大会の説明の後、八丸とコツガの掛け合い〜達麻の「だといいが…」までが多分、この後の展開の軽い伏線になってると思うんです。八丸の視野というか、まっすぐな考え方だけでは世の中渡っていけないよ的な戒めになるのかなーと思うんですが、配分的におかしい。このパートとバトルロイヤルの開戦(1566)から終盤(126)までと同じ頁割りってダイジェストかよッ!!??ってなります(笑)。僕はここで「あっ……」(打ち切りだー)ってなったんですけどね(笑)。
「骨河とやら
お前にやって欲しい事がある」(達麻)
「何?」(コツガ)
<ズズズズ>「拙者の
目になってくれ」<ガチャ>(達麻)
「うおっ!!?
ス…スナイパーライフル!?」(達麻)
「いざーーーーーーッ!!!」(八丸)
「開戦だ!!!」(八丸)
(1235)
(981)
(570)
(362)
(126)
達麻のスナイパーライフルなんて1話丸々使って描いていいネタなのに、正直…勿体ないと思いました。達麻版「山猫は眠らない」だったのになー…とミリオタのケルベロスとしては奥歯をギリギリ言わせるくらい悔しかったです(笑)。僕だったら達麻のスナイパーで3話くらい引っ張りますけどね(笑)。銃のディテールもM4っぽくてカッコいいのに。しかし一頁(ペラですよ!!ペラ)でバトルロイヤルの参加人数が1/10になるって、どういう事ォ〜!!??最初の(1572)という設定は何だったんだよ!!??ってなりませんか。
8コマですよ!!8コマで1/10って…(笑)。それによく見るとキーホルダーにペギラみたいのいるし、ゼッテー遊んでる(笑)。もう自棄っぱちですなー。でもギャグのセンスがちょっとアレなんじゃないですかね。オフザケとギャグは全く違うんですよ。それは「笑われる」のと「笑わせる」の違いです。これは全く違う。正反対と言っていいくらい違う。それに加えて折角大切に温めて来た(だろう)ネタも僅か1コマ2コマでポイ捨てするのが…居た堪れない。ホント…毎回、愚痴ばっかでスミマセン。もっといい感想書きたいのに僕も悔しいです。
恐らく岸本先生も「あ”ーッ!!」となってると思いますけど(笑)。でも、もうこうまでになってしまったらどうしようもないでしょう。単行本の1、2巻が発売されて、そこから3巻分のボリュームが整ったら、みんなであっちの方に駆けて行くしかありません。…って事は最短であと3〜4話!?第24話かそこらであぼ〜んですか!?…って悲しー!!悲しすぎる!!でも、これは勝手な憶測なので続くならそれはそれでめでたいです。僕は僕で粛々と感想を書いて、自分の想いを吐き出して行くだけなんで。さ…散歩でも行ってくるかなー!!(いい季節になりましたねー)
続きまーす!!