ハチマル

週刊少年ジャンプで連載中の『サムライ8 八丸伝』を考察するブログです。

サムライ8 八丸伝 第29話 義常の義 感想③

「すみません戦隊長」(スナイパー)

「…あそこか」(千)

「船…というより
星だなまるで」(千)

サムライ8 八丸伝 千隊長…何やってんねんッ!!??

「上のアレがバリアーを出してて
オレ達は逃げられないって事か…」

「あそこに行くしかないって事だな!」(八丸)

「猫のおかげで
弁形の位置や潜入経路は分かった」

「作戦を立てて
この星に来た何人もの侍達を
仲間に引き入れて一気に——」

「無駄だ」(骨河)

「!」(八丸)

「ここは…
奴が持つ侍の鍵を入れ替え
選別していくために
準備された場所

ここに居る侍の半分以上が
弁の操る「鍵」を持たされた
奴の部下だ」(骨河)

……って言うか、千隊長役立たずがーァ!!!!(笑)今まで何やってたんだよッ!!!ってか、何しに来たんだよ!!(笑)だって今頃、頭上のデススター…おっと…鬼若丸に気付くなんて、お前…どんだけ無能なんだよ!!(笑)猫と少年のコンビ探す任務で、達麻八丸「何か違う」スルーして、明後日の方角に飛んでった間に全部終わってました!!とか、もう始末書じゃー済まないくらいのミスです!!(笑)でも千隊長侍魂真剣化させてるから、スナイパーピンチくらいは救ったのかな?人型ホルダーが地面に転がってるし、スナイパー頭掻いてるのってもしかしてそう言う事?(笑)

サムライ8 八丸伝 スターウォーズじゃん!!!!

しかし、これで最後まで千隊長八丸達合流できなかった永遠に語り継がれる肩透かしになってしまうので、是非とも八丸達のデススター…おっと…鬼若丸攻略に関わって欲しいと思います。ところで、八丸が久々にを出してホログラムで皆んなにデススター…おっと…鬼若丸の設計図を見せてますけど、思いっきりスターウォーズしてて、ちょっと気分が上がりました(笑)。SWではR2-D2デススターの設計図ルークに見せたんだけど、それを八丸独りでやってるのね。八丸ルークでありR2-D2であり、自らが物語の鍵レイヤ姫みたいなもんだから、この場合、アン姫立ち位置が薄くなっちゃうね。

本当に余談なんだけど、侍の剣技プログラム…っていう世界観があるんだとして、そのプログラムを弄ることができるSE(Softwear Engineer/System Engineer)が居たら面白いんじゃないかと、かなり前から考えてるんですよ。そもそも武神・不動明王ロッカーボールテクノロジー創設して「侍」を生み出したと思うんです。そしてそれをカスタムして金剛夜叉流以下の4流派派生した流れの中で、不動明王のコーディング弄ってる筈なんですよ。だから各流派特徴的「装」なんてのがあるんだし、烏枢沙魔流に至ってはもっとすっごいハッキング力を引き出してる予想(仮)。

ま…不確定要素は横っちょに置いといて、何から何まで八丸背負ってる感じがして、もう少し分業化というか責任分担して八丸肩の荷降ろしてあげたい訳です。そもそも八丸何から何までできる子ではないんだから、それがいつの間にかスーパーマンみたいになろうとしてるけど、それは八丸アンちゃんのようにある種生き辛さを抱えた子供を描こうとされた出発点とは些か外れ過ぎにも思います。きっと当初はダイバーシティな世界におけるノーマライゼイション描きたかったんじゃーないの?と思うんですけど、八丸イケメン化契機なかった事になった希ガス(笑)。

サムライ8 八丸伝 打ち切りだー!!!八丸の覚醒(白く輝く刃)ではめっちゃ大切千隊長との出会い端折りまくって、思わず「打ち切りだー!!」叫んで仕舞ったんだけど、描き急ぐ以前テーマを見失った感否めません。やはり、ここは原点に戻って「それぞれが出来る事をすればいい社会」をどうか自信を持って描いて欲しい!!と、僕は思います。具体的には分業化すればいいです。どんな人にも得手不得手存在します。今の社会は不得手注目して、ややもするとそれを批判してしまう。それが能力凸凹な子(歪な子)にはものすごく居心地が悪いんですよ。特に日本では教育でそういう風潮顕著であると、僕は思います。

そうじゃなくて出来る事、得意な事注目して、それを褒めて伸ばす教育があれば、僕個人としてはもっと違った人生があったんじゃないかと思えて悔しくもある(笑)。僕を見つけてくれた誰かが僕の得意や長所気付いて、それを伸ばすように僕を誘導してくれたら…そんな事、オッチャンになった今…夢想してるのもアレですが、将来ある子供らにはとっても切羽詰まった問題でありまして、岸本先生がそこをクローズアップして『サムライ8 八丸伝』転がしてくれるのかなー!?と、ものすごく期待しておりましたが、全然違ったのな(笑)。ま…それはいいんだけど、分業化した方がそれぞれのキャラが立つと思うんですよ。

それで折角、剣技とはプログラムだ!!という斬新な設定が出てるんだから、それを弄るスキル…パソコンが得意な子が侍のSEとして登場して「剣技」「装」をその都度カスタムする描写があれば面白いと思うし、それだったら別に侍じゃなくてもできますよね。例えば本当は戦いたいんだけど侍適性がなくて…って子でもパソコンコーディング得意だ!!って子も一緒に頑張れるじゃないですか?そして、例えばそういう子八丸サポートして一緒に戦う!!なんて楽しいなと思うんです。戦闘中にキーボード出して必要な剣技カスタムするとか、プロテクトの掛かった秘密の扉開けるとか!!

そう!!R2-D2みたいな事をしちゃうんですよ。そしたらここで八丸プロジェクター投影してるのも、その子が端末(パソコン)八丸の鍵を繋いで情報引っ張って来てモニターに映して皆んなに説明するとかできますもん。今だと何もかんも八丸がやってて、それは八丸本来のキャラマッチしません。八丸のはイケメン化と言うよりは別人化だもんねー。そんな風だから読者感情移入できないんですよ。もう殆ど置き去りにされて物語明後日の方向に走ってるもんね(笑)。そんな事、今更なお話ではありますけどね。でも、もう少し何とかなったのになーと思ってしまうんですよねー。

サムライ8 八丸伝 鍵は侍のアイデンティティのはずだが…

ところで、参加者半分弁形の作ったNPCだったって、予想はしてたけどそんな事が出来るんだー!?はえー!?(笑)弁形が手に入れたを自分に繋いで能力を拡張する…というところまではすんなり行くとは思うんだけど、鍵単体サイボーグの体差し込んで動かすようですが、それだと侍の体アイデンティティなり得ない鍵の願望具現化したのが侍の外見なんだから、外見と内面が一致しないです。それか散体して元の意識がなくなった鍵人型ホルダーに刺して動かすのか?それだと鍵を刺す意味があるんでしょうか?普通にロボットでいいじゃん!!となりませんか?

それか残存した再生能力剣技(プログラム)を使うだけの単なるメモリーとして捉えて、空き容量弁形手下としての人格インストールして動かしているか…何とでもなるんだけど、骨河イメージにあるような個性を持った侍の側(サイボーグの体)をどうやって確保したのかが分かりませんね。もしかしたら、それがこのバトルロイヤルの会場で一網打尽にした侍成れの果てなのかも知れないけど、それにしてはテロメア値」(を下げたくない)とか変な設定が加わっているので、どう転んだって鍵に傷が付いてしまう仕組みなのでイマイチ、弁形の真意掴めなくて困ります(笑)。

 続きまーす!!