サムライ8 八丸伝 第31話 話が違う!! 感想①
「ホルダーを
侵入者に向かわせろ
隔壁でも道を塞げ
それと角弾頭の射出口を開け」(弁形)
『了解』(解析AI)
<ゴオオオ>
「!」(スナイパー)
「アレは?」(スナイパー)
「あ!
師匠の船だよ」(八丸)
「…師匠についてきたのかも」(八丸)
「か…角弾頭を止めないと
あの ふ…船も壊されて
な…仲間探しも出来なくなっちゃいます」(アン)
「……」(八丸)
<スッ…>(そうはさせねェ!)(八丸)
「前の通気口から入るぞ」(千)
「行こう!」(八丸)
見下星と鬼若丸の距離が近過ぎるように感じますが、弁形はこの状態で角弾頭をぶっ放すみたいです。鬼若丸はバリアで保護されているから見下星が粉々になっても大丈夫…という事のようですが、八丸達が鬼若丸に忍び込めたバリアの隙間から殺星兵器の超高温・超高圧の爆風がどうしたって浸潤すると思います。侍やキーホルダーが飛行してすり抜けられる隙間が存在するなら、見下星の大爆発による超高温・超高圧のガスがその隙間から鬼若丸に押し寄せて焼き尽くされるんじゃーないでしょうか?バリアの強度が高ければ高いほど流入するガスの圧力も高くなるでしょうから鬼若丸であっても被害は免れないでしょう。
それでもいいからこの距離のまま角弾頭をぶっ放すと仰るのであればお好きになさって下さい(笑)。しかし、その時は”SF”(Sience Fiction)を謳うのはお辞めになった方がよろしいかと。ところで、達麻のキーホルダーの洋犬(ウミガメちゃん)が何故だか追っかけて来ましたけど、八丸が達麻から洋犬の柄骨を受け渡された描写がありませんでしたから、洋犬はスリープモードに入ってしまった達麻の回収に動くように予めプログラムされていたか、一定の自立した行動が可能なのかも知れません。或いは洋犬が差し迫った危機を察知して自らの命を守る為の行動に出たんですかね。
これで洋犬が言葉を話せたら、それが八丸であっても意思の疎通が図れるので、柄骨の授受がなくてもお願い程度は聞いてくれるだろうから、達麻不在のピンチでいろいろと捗るのに…。『NARUTO -ナルト-』の口寄せ動物はちゃんと話せて、ナルトなんかより余程賢くて物知りでしたから、戦闘シーンでの両者の掛け合いが非常に面白かったです。僕はそれを見てまるでSW(スターウォーズ)のワンシーンを観てるようだと感じたのですが、岸本先生もSWファンなのですよね。鬼若丸なんて思いっきりデススターですし、人型ホルダーはSWのストームトルーパーそのものですもんね。
『サムライ8 八丸伝』でもキーホルダーが人間の言葉を話せれば、その子の個性を出したり、八丸みたいなちょっと足りない子の行動の抑制や補完ができるので便利です。何よりキーホルダーと侍の軽妙な掛け合いで戦闘シーンが華やぐと思うんですよ。あー『NARUTO -ナルト-』の蝦蟇ちゃんたちが懐かしーなー。僕は犬派で早太郎みたいな犬ちゃん3頭と生活を共にしていますが、この子らが人間の言葉を話せたらどんなにいいだろう…と日々夢想しています。ホントは僕の事、どう思ってるのか?とか、もし言葉でそれを聞く事ができたら…どんなに幸せだろう!!って思うんですよねー。
それとやはり弁形と牛若丸が合体していますね。弁形は達麻の候剣で再生できな傷を追ってしまったので、牛若丸と繋がって足りない部位を補完したんですね。弁形は他者の能力を自分のものにする方法(プログラム?)を研究してきた侍だから思いついた方法なのかな…と思います。恐らくキーホルダーである牛若丸がロッカーボールテクノロジーによって知的生命体であるホルダーがら再構成されたから、侍の体と互換性が保たれているのでしょう。牛若丸は弁形のロッカーボールの儀式で発生したキーホルダーではないので、ロッカーボールは個体差がなく、かなり標準化された規格なのですね。
この設定も「ベルセルク」に登場するベヘリットの「覇王の卵」のような特別な規格が存在すれば面白かったのに…と思いませんか?「覇王の卵」ってグリフィスが転生に使ったベヘリットです。グリフィスはこれでゴッドハンドに転生したんですけど、ロッカーボールにもそれに相当する特別な個体があって、儀式で承認された侍が「箱の鍵」になる…っていう設定だたらもっと分かりやすかったんじゃーないかと思うんです。そしたらもっと「箱の鍵」へのアクセスが容易になっただろうし、お話の展開や作り方もいろいろと捗ったと思うんですけど、まーこれは今更…なので忘れて下さい。
続きまーす!!(あんま…乗らねーッ!!)