ハチマル

週刊少年ジャンプで連載中の『サムライ8 八丸伝』を考察するブログです。

サムライ8 八丸伝 第31話 話が違う!! 感想②

<ガゴゴゴゴ>

<ゴゴゴゴゴゴゴ>

<グラグラ>

「キャ!」(アン)

<グラ><グラ>

「何だ?」(竜)

「角弾頭の発射準備に入ったんだ!」(三打)

「急いだ方がよさそうだな」(千)

<ゾロ><ゾロ>

「!」(千)

「さっそくね!」(鶴姫)

<ゾロ><ゾロ>

<ザッ><ズッ>「一気に駆け抜ける」(千)

「ついて来い」(Follow me!!)(千)

「おおっ!!」(Wow!!)(八丸)

サムライ8 八丸伝 八丸の主体性のなさを見てるとmjd殺意が芽生える……
何でこんなに乗らないのか?それは考えるまでもなく八丸人となりにあります。そんなの分かってんじゃん!!ってなもんですが、千隊長が自身のキーホルダーが提供する侍の鎧着装したところで八丸「おおっ!!」っと声を上げて、まるで観客になっちゃってる…。八丸モブ侍達土下座までして父親の仇を討つのを手助けして欲しいと訴えた三打心を打たれいきり立ってたんですよね。三打は侍らしい!!とか、親の仇を討ちたい気持ちに偽りなんかある筈がない!!と叫んでいたんだから、お前が主体になって弁形討伐作戦敢行してなくてどーすんの!?って、普通は思いませんか?(汗)

それが何で何処の馬の骨だか分かんない特務隊隊長の千ちゃん敵(ホルダー)薙ぎ払うのを見て応援してるの!?そこはお前が応援されるとこお前が先陣を切って相手を屠るとこ!!って、僕は思うのであります。その前にも心の中では弁形の動きを察知して(そうはさせねェ!)と心に念じては居るのに、実際に敵のリアクションが起こると何でお前がその他大勢…下手したら背景溶け込んじゃうんですかー!?(笑)達麻直々弁形始末託されたのだから、お前が率先して弁形討伐しないでどうすんの!?やる気あんの!?バカなの!?ってなる…。僕は八丸どうしても好きになれません。

八丸はこの物語の主人公であります。頭が悪くてもいいんですよ(ナルトで慣れてますし…ホントはかなり賢かったんですがね)。底意地が悪くたって性格糞でもいいんです。見た目が鈍臭くたっていいんです。やる事…やれば!!ウスラトンカチであろうと何ら構わないのであります。でも、八丸何もやんないのな!!(笑)特に弁形の討伐師匠の達麻勅命なんだから、出しゃばってウザく思われるくらい前面に出てジタバタして欲しいんだけど、誰かの後ろについて騒いでるだけ。これが主人公のやる事で・す・か・ー!?と、僕は激しく感じる…ってか、八丸ってモブ侍そんなに大差ない!!

千ちゃん作戦指揮の段階から八丸空気だし、自分は最後尾で着いて行きます的な…物見遊山満々バラエティ番組笑い屋のおばちゃんみたいで、もう散体して主人公を誰かに譲れや!!と思ってしまうくらいでしたから、ぶっちゃけ…主人公じゃないのです。岸本先生はこれを「ズラし」とお考えなのでしょうね。だから、病弱のメガネキャラ(ど近眼?)を主人公に据えて、らしくない主人公一山当てようとしてらっしゃったんですよね。でも、人は何処か見るところがないと駄目なんです。要は…その「見るところ」であって、それは人の肝心な部分意味するもので、ここは間違わないで欲しいのです。

外面内面があって、三打(旧・骨河)の外面おちゃらけてても、内面は実はそうじゃないだろ〜と、読者ならば期待するんですよ。それで蓋を開けてみたら同情の余地がある過去が浮かび上がって来たり、案外芯はしっかりしてたり…っていうのがキャラ設定のセオリーであって、そういうお約束があって読者はそのキャラ共感し、感情移入できるようになるのだけど、八丸言動を見る限り、芸能人格付けコンテストで言うところの「映す価値なし」でしかない件。それを岸本先生はどうお考えですか!?ってとこね…今(笑)。八丸存在「ズラし」でも何でもなく、単なる「駄目な子」でしかありません。

ズラす…という行為前提として、その人の基準というものが存在すべきです。物語演出上、その基準ライン外れたキャラの言動描写するのがズラしだと思うんですが、この物語主人公である八丸のそもそもの姿が既に人に有るまじき状態にあるので、そこからズラしてもとんでもなくしかならないから読者としてはどう反応していいか分かりません。読者感情移入できる主人公欲しいんです。いいヤツだな!!こいつみたいになりたい!!って思える出来損ないじゃないと、僕らは安心して物語没入していけないんですよ。僕はどんなに酔っ払っても八丸にはなりたくないもんね!!

僕はもっと芯のあるクズ感情移入したいですよ。週が明けたら別人になるようなブレブレの生き方なんて御免だし…。八丸の場合は「不完全」とか「完全じゃない」とは違って、異常者のレベル人間性が欠損してるんですよ。具体的「クズだけど誠実だ」…っていうのと、「誠実だけどクズ」との違いは無限大です(笑)。はっきり申し上げましょう。八丸みたいな子を主人公にしてはいけません。八丸をどんなにズラしてもクズでしかないのだから無理なんです。無理だから無理なんです(笑)。それこそがこの作品の根本的な間違いなのです。岸本先生には是非とも鬼滅の炭治郎爪の垢煎じて飲んで欲しいです(笑)

 続きまーす!!