サムライ8 八丸伝 第35話 侘び寂び 感想①
「この……人が不動明王…様!?」(八丸)
「なぜ?バグか…」(達麻)
「え!?バグ?」(八丸)
「バグではない
この世界の森羅万象は私の一部でもある
この免許もそうだ
プログラムを組み込めるのは
お前だけではないぞ
達麻とやら」(不動明王)
「オレ
アナタのファンです!」(八丸)
「こんなのはありえない!
…今まで一度もこんな事は…」(達麻)
「パンドラとマンダラもの箱
それを開く鍵となる適任者に免許がダウンロードされた時
私が起動するように組んでおいたのだ」(不動明王)
武神・不動明王キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!…とワクワクが止まらなくて月曜日が楽しみで楽しみで仕方なかったけど、いきなり難解な喋くりが始まってしまいますた(笑)。きっと不動明王も永い事ぼっち生活で誰かと話したくてウズウズしてたんだと思います。ところで、達麻が不動明王を「バグ」と言っていますが、「バグ」とはコンピュータプログラムに潜む誤りです。本来は「虫」という意味だったんだけど、それが転じて機械や計画などの誤り、或いは欠陥という意味を帯びるようになるました。因みに、プログラムのバグを除去する作業を「デバッグ」、それを行う人(職種)を「デバッガー」と呼びます。
何で達麻はいきなり登場した不動明王が「バグ」だと思ったのかと言うと、ダウンロードが始まって開帳した八丸の意識空間や達麻のイメージ等々が達麻の(組んだ)プログラムだったからだと思います。このプログラムは達麻が長期のスリープ状態に陥った時に立ち上がるように組まていて、それを洋犬AIかそのハード(CPU)上で実行されているのでしょう。しかし、この時は本物の達麻は眠っているので八丸に干渉できません。その為、自分の意識をデュープ(複製)して、それを洋犬にエミュレートさせているのだと思います。余談ですが、ここで得られた経験は本プログラム終了後、目覚めた達麻の本体に転送されるも筈です。
その達麻が組んだ筈のプログラムに突然、不動明王なんて大御所が登場したんだから、達麻も目をゴシゴシ…エッ!?ゴシゴシしてない!?(笑)…バグ?なんて…不動明王=プログラマーの神みたいな人に向かってそれはないだろ~な失礼極まりないセリフを吐いて不動明王に<ムッ>っとされたんですね(笑)。ちな…八丸の「アナタのファンです!」という卑屈な態度とセリフは思い遣りフィルターが自動で掛かるようになってるので弄りません(笑)。僕がもう少し若かったらおデコの巴文様をライフルで撃ち抜いてたと思いますけど、歳をとって落ち着いたんで八丸も命拾いしましたね(笑)。
やはりこの世界(次元?)の侍の意識(=情報化された生命)は同一のネットワーク(かストレージ)上に格納されているように思います。そうでなければ一介の侍の免許のダウンロードを第三者が察知して介入できないです。きっと免許のダウンロードのネゴシエーション(=通信前の情報交換と通信決定までの手続き)で「箱の鍵」である事が分かる仕組みでしょう。また不動明王が達麻の組んだプログラムに干渉できる事から、侍の意識を保管するアーカイブ(ストレージかネットワーク)の上位権限を有している筈。その人に「バグ?」って言っちゃったんだから、達麻はこの場で斬り捨てられても文句言えんよな(笑)。
今週は内容が難解で量も多いです。ぶっちゃけ、サブカル的天地創造みたいな内容ですので、少年少女には退屈かも知れないのでできるだけ解り易く解説してみようと思います。一瞬、僕が説明したら余計に解り難くなるぞー!!的な苦情が聞こえましたけどきっと空耳です(笑)。きっとこの部分が岸本先生の考える『SF』だと思うので、僕も真剣に考えてみようと思います。でないと『サムライ8 八丸伝』がミルクボーイの「それはSFやないかい!/それはSF違うか!」のネタで転がされちゃうからね(笑)。僕も今一度、難解な今話をしっかりと読み込んで考えを整理させて頂きます。
続きまーす!!(敢えて…寝る!!ZZZZZZ…)