サムライ8 八丸伝 第36話 花一と五空 感想②
「ここは
己のあらゆるものを可視化してデジタルで表示できる
ゲームのステータス画面のようなものだ
自分の星に触れてみろ」(達麻)
<ピタ>(八丸)
<パッ…>
[乱れ撃ち]
[二丁剣銃]
[装銃技]
[十字斬り]
[剣腕]
[拳銃]
「!
こ…これ!
金剛夜叉流の技名!?」(八丸)
「そうだ
お前に伝授した技のアイコンだ」(達麻)
「うおおっ!!
コレ全部使えるって事!?」(八丸)
「バカ者!
そんな訳あるか!!」(達麻)
「技は”伝授”しただけで”会得”はしてないのだ
技全てに会得に必要なステータス値がある」(達麻)←今言う…
ダウンロードには時間がかかる…という理由で先送りされていたのに何らかの理由(不動明王の計らい?)で一話でサクッと終了したという意外に気になるネタは放置されてるのにどうでもいいようなお話が続いています(笑)。なんでもダウンロード=伝授しても、それは会得した事にはならんようです。ま…最初に言っとけや!!っていうね(笑)。ダウンロード中は鍵を閉めたりコードを抜いたり(ryっていう注釈はあったのに…。一事が万事と申しまして、この作品、どーでもいい詰まらない事は時間をかけて説明するけど大事な事はなかなか説明しない…という点では一貫していますねー。あと、詰まらない説明のリフレイン(繰り返し)が多い(笑)。
先々週(第34話)ではカリスマ、カリスマってうるせ〜なッ!!って思ってたんだけど、今週はデジタル、デジタルだもんね!!(笑)。作品を拝見してて感じたのですが、岸本先生にとってもしかしたら「SF=デジタル」なんじゃーないですかね。この場合、「アナログ=古い」に対する「デジタル=新しい」みたいな捉え方なのかなーと思います。それが間違ってるとは思いませんけど、「意識をデジタル化し…さらに視覚化した」とか「己のあらゆるものを可視化してデジタルで表示」とか、そんな描写がどこにあるのかなーと探してみましたが、ステータス以外にある!?岸本先生って一体、何推し?!
こんな事を書いてるとケルベロスもデジタル、デジタル五月蝿い!!って言われそうなのでこの辺にしますけど、侍がダウンロード(=伝授)した剣技を会得(=使用許可?)する為にはステータス値を一定以上に上げなきゃなんないようです。ステータス値ってこの場合、「腕力、素早さ、知力、技量センス、引力、キーホルダー、勇、カリスマ」です。単位が不明なので例えば「1=人間の標準値」とか示してくれれば分かりやすかったのにね。でも、過去に義常が幼い三打のタックルに吹っ飛ばされたり侍のフィジカル(=腕力?)がめっちゃ怪しい描写があったのに「1=人間の標準値」も充分に怪しいので却下(笑)。
それより僕が問題に思うのは、ステータス値が何を基準に計測された数値なのか?の説明が一切ないのに、それを土台にして説明を重ねている点です。一番とっかかりの土台も土台の基礎部分が「謎」なのに何でそれに他の設定を積み重ねちゃうかなー…って思うんですよ。だから読んでいて落ち着かないのね。単位やステータス値の根拠が示されないから八丸のステータス値単体を見せられても何のこっちゃ分かんなくて仕方なく達麻のステータス値を引っ張ってくるしかなかったんですよね。八丸のステータス値を吟味する為に達麻のステータス値と参照するしかないって、それの何処がデジタルでSFなんですかね。
最初から「SF=サムライ・ファンタジー」にでもしときゃ良かったけど、それだと今度は「ファンタジー」が怒り出す可能性もあって(笑)。でも、ま…結局、この作品が面白けりゃなーんも問題にならんのですよ。面白けりゃ(笑)。面白くないから説明を重ねてるだけの作品にしか見えないんです。mjd漫画作品でこれやっちゃ駄目の集積体!?それを『NARUTO -ナルト-』の作者である岸本斉史先生がやらかしてるから腹が立つ訳だー。だから、それなら読むな!!というのも却下なのですよ。岸本先生がまた週刊でおやりになると奮い立った読者としてはその一点だけは譲れない…譲れない「愛」があるんですわー。
続きまーす!!