サムライ8 八丸伝 第36話 花一と五空 感想③
「あの…上の方にある技って…確か
一度教えてもらった——大気剣!」(八丸)
「そこからでいい
手をかざして大気剣の星座に重ねてみろ」(達麻)
「!」(八丸)
<スッ>(八丸)
<ピッ>
「これが「大気剣」会得に必要な
ステータス値だ」(達麻)
「へぇーー」(八丸)
「カリスマ以外全部900……
鍛錬により己のステータス値が
全て900以上に達した時
「大気剣」を初めて会得できる
前にお前が技を発動できたのは
大気剣を会得している
拙者の鍵と繋がっていたからだ
一旦会得したとしても
ステータス値が900を下回ると…
技の威力が弱まったり
発動しない事もある
※ここが多分、達麻の勇が100だけども大気剣を扱えたアンサーになるものと思われます。達麻が大気剣を会得した時には勇が900以上だったんですね。きっとバク姫がまだお元気だったのですよね。だから、達麻が敢えて勇100を拾い上げないのは至極当然な反応だと思います。しかし八丸の体を借りて出力して本来の力が発揮できたというのが説明できていない。
逆に900以上あればさらに威力は増す
今のステータスと比べてみろ」(達麻)
<ピッ>
「ほど遠いなァ……」(八丸)
剣技の星座アイコンはホント要らん(笑)。今週号の『鬼滅の刃』でも剣技に関する描写があったけど、どうしても比べてしまいます。僕はあまり『鬼滅』は気合を入れて読んでないけど、覚醒した主人公が「型」に隠された真意にたどり着き謎を解き明かしていくプロセスに震えました。それを見せられて『サムライ8 八丸伝』の「剣々派」(けんけんぱ)がチラ見してて「ギャグかよッ!!」と突っ込んだ(笑)。ダジャレかよ(笑)。笑えな過ぎて辛いもんね。こんなのダウンロードされても強くなれる気がしません(笑)。そもそもダウンロードで伝授ってのが師弟関係を次の段階に移行させてあんま好きじゃないですし(笑)。
ところでステータス値の「腕力」ですけど翻訳(英語)だと「Strength」になってまね。何で「腕力」にしちゃったのか?脚力とか体幹の力とか剣術なんて総合的な体の力が要求されると思うので、余程「Strength」の方がしっくりきます。ここは「フィジカル」(Physical)が一番フィットするんだけど横文字のカタカナ表記がやだったのかな?でも「センス」とか「カリスマ」なんてのもあるし、よく分からん。でも八丸の貧相なステータス値だとどう転んでも大気剣無理ーですよね。それなのに何で達麻は八丸の体を借りて無雲の落下を止める星砕きが達成できたんだろう?八丸のチートって「引力」だけなんですかね?
例えば状況によってステータス値がべらぼうに跳ね上がる特殊な隠れステータスみたいのが存在して、八丸がそれに恵まれているのであれば、その匂いっていうのかな?何かしらのシコリを達麻が感じてるとか…そういう伏線を貼っておいて欲しいです。読者はそれがあれば細かい設定の説明なんか不要なのに。それに八丸はこの物語の主人公なんだから特権(チート)があっていいんです。…っていうか、一つや二つのチートがなくてどうしますか?これまでも達麻や竜の意味不な「八丸上げ描写」があったけど、それが八丸の特殊なステータスに繋がっていくように何でここで描けないのかな?星と星繋げて星座作るまえにお話を繋げようよ!!
しかし、「カリスマ」というステータスをどうやって鍛えるのか?非常に興味ありますね。でも、カリスマって鍛えられるものなの?きっと長州(小)力を本気で怒らせるくらい難しい(笑)。同じように「技量センス」もどうしたら鍛えられるか?に興味津々なのですが、持って生まれた才能みたいなもんですから、それを鍛えられるんら大したもんですよ(笑)。そう考えてると侍のサイボーグの体を鍛えるってどうすんの?って思います。確か葉芽道は暇があれば木刀の素振りとかしてましたけど、鍛錬したらサイボーグの体であっても発達できるんですかね。もしそういう設定なのならちゃんとお話の中で提示して戴かないと。
そしてその時、大切なのが科学的な根拠であります。それがなくてホワッとしたものを描かれてもSFじゃないしね。まさか設定(S)がフカフカ(F)のSFでーす!!って言ったりしませんよね(笑)。それはそれで痛快だけど世界各地でちゃぶ台が無駄に壊される(笑)。『巨人の星』の星一徹さんも肩グルグルと回してアップ始めてますからね(ウソ)。岸本先生がSF作品をやりたいと仰ったんだから最後まで投げ出さないで欲しい。ネタをただ漠然とばら撒いて偶然繋がるんじゃなく、岸本先生の手腕でお話として紡いで頂きたいのです。神様はサイコロを振らない…それが『NARUTO -ナルト-』で出来たんだから、岸本先生なら…きっと…また。
続きまーす!!