ハチマル

週刊少年ジャンプで連載中の『サムライ8 八丸伝』を考察するブログです。

サムライ8 八丸伝 第38話 アンと八丸と五空 感想③

「あーーー!
訓練 疲れたーーーー!!
お腹空いたな!」(八丸)

(今日は何を
アンに作って貰おうかな?)(八丸)

「ねェアン
今日は——<スッ…>
!」(八丸)

「こっちの船には
色々な食材があったからつい…
勝手に使っちゃって…
大丈夫だった?」(五空)

「う…ううん全然大丈夫
作ってくれてあ…ありがと」(アン)

「……」(八丸)

<モグ>「うむ
うまい」<モグ>(達麻)

「お…おいしい!
こ…今度作り方を教えて下さい」(アン)

「もちろん」(五空)

「八丸なぜ食べない?」(竜)

「おい…意地張るなって…!」(三打)

「別に腹減ってないから!」(八丸)

僕が絶賛する映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』ですが、ネタバレになるので未だ観てなくて更の気持ち作品を楽しみたいと考える方は読まないように薄目で(笑)。ざっくりですけど、ある街でお化け?のピエロ子供達を攫って殺しちゃう!!(食べる?)っていうお話で、その犯行冒頭でいきなり登場して出鼻を挫かれます。そして、自分達の周囲で起こる不可解な事件疑問を持ち立ち上がる子供達が居て、彼らお化け?のピエロとの闘いを描いています。お話の後半で子供達のグループ紅一点ピエロ攫われて姿を消すところからお話が大きく動いて、そのまま怒涛の展開ラストを迎えます。

まー怖いの何のって…アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ…独りじゃーとても観てらんなくてズーッと犬を抱っこしておトイレにも一緒に行って貰いました(笑)。その、お化け?のピエロ(ペニーワイズ)が兎に角怖いんです。あの『リング』ラストテレビの画面から貞子が出てきて<ギロリ>こぼれ落ちそうな眼球露わになった時の<ゾワリ>ペニーワイズが出て来る度に押し寄せてくる感じ。画面越しに観てるオッチャンがこんなに怖いんだから劇中の子供らもっと怖かったんだろうなーと思います。ペニーワイズ子供ら怖がらせるのは恐怖で子供の味が上がるかららしくて、尚更怖いじゃないですか(笑)。

しかし、子供らはここで「恐怖」というものの本質に迫って行くんですよ。この部分の子供ら心の強さ柔軟さが僕には頼もしく感じられました。尚も襲いかかるペニーワイズ子供らなり歯向かって行くのね。具体的にはそこら辺に落ちてる鉄パイプとか瓦礫ペニーワイズボコボコどつき回すんです(笑)。それで…えッ!?お化け?のピエロ…ペニーワイズって殴れんの!?→何だ、殴れんじゃん!?ってなって、これはNARUTO -ナルト-トビ(オビト)だわ…と、ナルト経験者としてはピンと来たのであります。ペニーワイズ子供ら殺して食べてたんだから実体がなきゃ話になんないじゃないですか。

サムライ8 八丸伝 これってコラじゃないんですか!?というコラでーす!!

それに子供ら気付いちゃうんです。ペニーワイズ子供ら怖がらせるにしても所謂、一般的なお化けであったなら触る事ができない霊体みたいなものなんだから、物理的な被害こっちが与えられないようにその逆もまた無いんです。よーく考えると分かるんだけど、実際ペニーワイズみたいなお化けが目の前に現れたら怖いです。でもそれが相手の思う壺だと分かれば何て事なくて、怖がらなきゃいい訳だー。問題相手がこっちに物理的な攻撃をしようとした時で、その時は背中向けて逃げない闘うべきなんですよ。子供らペニーワイズとの闘いの中で悪戦苦闘するけど最後にはそれに気付くんです。

そうなったらアメリカンな子供達ですからね。そりゃもう遠慮なしペニーワイズボッコボコにしちゃうんです。それで最後にはペニーワイズ退けて生還しちゃう…っていうお話です。結局、相手の正体が分からないから「怖い」と感じていた…だけなのね。だから、子供らペニーワイズしっかりと見て、ペニーワイズという「恐怖」本質見極める至ったのです。彼ら「恐怖」克服したのです。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と申しまして「怖い、怖い」と思っていたらススキの穂だって怖く感じられるんですね。本当に怖いのは実体化したお化けなんですが、逆にこちらからも攻撃できます。

これ以降、僕も実体化したお化け出て来てくれないかなーと楽しみになりましたー(笑)。そしたら遠慮なく行けますもんね(笑)。そう考えると全然怖くないから不思議です。僕もこの作品「恐怖」打ち勝った一人なのです(お化け耐性ですけど)。それでこのペニーワイズ『サムライ8 八丸伝』では五空なんだと、僕は感じたんです。一個前のお話苺ちゃん心眼をして「差がありすぎるもの」言わしめた時には五空正に雲の上から八丸を見下ろし触れる事すら出来ない存在だったのが、今話では八丸同じ地平に降り立って八丸ちょっかいを出しています。五空実体伴った訳です。

サムライ8 八丸伝 五空はここでヤメときゃ良かったのにね(笑)。

外連味たっぷり八丸周り自分誇示する五空凡庸(ぼんよう)さすら僕は感じました。確かに五空多才に何でも卒なくこなせるタレント(才能)の持ち主ではあります。でも、それは「知っているか知らないか」程度の違いでしかなく、八丸だって時間を掛けて仕組みを理解し練習すれば何とかなる問題なのです。それに関して五空一切触れませんが、八丸「無能」なのではなく「無知」なだけなのです。八丸には五空映画『IT』において子供達「恐怖」するしかなかったペニーワイズのように映っているのでしょが、五空自分「それ程違わない」と、早く気付くべきなのです。

 続きまーす!!(『IT2』も観たくなってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!)