サムライ8 八丸伝 第39話 奇襲 感想①
「兄さん…て?」(八丸)
「!
あっ…」(アン)
「誰の事?」(八丸)
「わ…私には兄がいたの
さ…侍に憧れていた…人だった」(アン)
「八丸の奴
どこ行っ…」(三打)
「!」(竜)
<スッ>(達麻)
「?」(竜/三打)
「何でそこで
兄さんが出てくんの?」(八丸)
「……」(アン)
「?」(八丸)
「は…八丸くんは兄と似てて…
兄さんを…お…思い出すから」(アン)
「思い出す…って
兄さんはどこに?」(八丸)
「あ…兄は侍の切腹の儀に…
失敗して し…し…
死んだの」(アン)
「…!!」(八丸)
ちょっと一言!!:アンちゃんのお兄さんの七志の回想はアンちゃんの脳内でのみ再生されていたんですね。八丸に何か打ち明けたとか全くなくてカスリもしてない案件。それでいきなり「兄さんがー!!!」とか叫ばれて<ポカン>となった後に恐怖すら押し寄せてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!よくそんなネタを引っ張って来たもんだし、何だかこのネタだけでアンちゃんと八丸がギクシャクしてたみたいな展開なのが納得できません。もうちゃんと描きこむ時間的な余裕がないんだろうなー。人としてちゃんと!!…というお話の筈なのに描く方がちゃんとしてない…っていうのはmjd情けないなーと思いますけど。
「わ…私たち兄弟は皆から
”名無し”って呼ばれてた
あ…兄は養家に入っても
な…名前をナナシのままにした
さ…侍として七つの志を「義」にするって
七と志を合わせて七志にするって」(アン)
(名無し…そう皆に呼ばれてるわ)(ナナシ)
(そうか…なるほど
アンも…ナナシと同じ街の出身だったな)(八丸)
「で…でも一つ数え間違えてて
こ…志は八つあったの
その八つ目は…
わ…私を死んでも守りぬくって…志だった
全部で八つの志が兄の侍の「義」になる
……はずだった」(アン)
<トン>(八丸)
「アンを守りぬく……
オレと同じ「義」もあったのか
だから…兄さんとオレを重ねて」(八丸)
「に…兄さんは私に姫になってくれって
だから私は…ひ…姫になる修行の道へ入ったの
でも…
あ…兄を思い出すのが…つ…つらくなって
兄を…わ…忘れたくて
ちょっと一言!!:アンちゃんが八丸の儀式で使ったロッカーボールを漬物石にしてたのを馬侍に盗まれて…となったのは納得できるけど、ロッカーボールを見たくないから漬物石にしたというのは理由にならないです。七志が亡くなって姫になる意味がなくなったんだったら姫修行を辞める筈。生きる為に仕方なく続けたんであっても漬物石の代わりにするのはちょっと酷くないですか?余談ですが、アンちゃんが運んで壺に乗っけたの?ロッカーボールってそんなに軽いの?アンちゃんが怪力なの?ロッカーボールが姫様の思うように動くの?(知るかーッ!!!)
私はいつも強がって
か…悲しくないフリをしてた
そ…そんな時八丸くんに出会ったの
さ…最初は気付かなかったけど
八丸くんは兄と色々なところが
似てるって分かった
び…びっくりするぐらい
アナタはまるで兄さんだった
…兄さんが私の側に来てくれた気がした
し…死んでもまだ
じ…自分の「義」を守ろうとしてくれるって…」(アン)
「……そっか
そういう事か…」(八丸)
「今は―…兄さんとオレの違いが見えて…
つい避けてしまった
それに…前
アンが急に優しくなった違和感も分かったよ」(八丸)
「………アン」(八丸)
「!」(アン)
ちょっと一言!!:ここが今回一番頭にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!八丸がいつからこんな風に人の悩みを聞いてそれを自分の中で咀嚼して相手を許せるようになったのか分かりません。これができないから五空に突っ込まれてたのに、その問題(ちゃんとした人)が全くなかったかのように扱われてませんか?また別人化かッ!!??キリク姫に相談してから二人が会った筈だからそんな時間経ってないでしょうーよ!!それで何で八丸が違う人みたいに人間出来上がってんの?!何で「ちゃんとした人」になってんの!?ホントにこんな状態で商業印刷に乗せるとか…人としてちゃんとしてないです!!(笑)
「オレはアンの兄さんじゃない
八丸だ」(八丸)
「!」(アン)
「完璧に……
君の兄さんの代わりにはなれない
オレは八丸として君を守りたい
……
アンが優しくしたかったのは
オレじゃなくて
兄さんの面影に対してだ」(八丸)
「……ご…ごめん
わ…私の方こそ八丸くんを
ちゃんと見てなかったのかも…」(アン)
「お前を人と見るか猫と見るか
お前の両面を知っていれば
どう見ようとするかは人によるのだ」(不動明王)
「八丸を見て……
兄と見たか」(達麻)
ちょっと一言!!:もうここ…意味が分かりません!!日本語も分からなければアンちゃんが八丸に七志を重ねてたのをすんなり受け入れて納得しちゃえるのか?(二人のギクシャクの問題以外にも…何もかも)達麻が不動明王の言葉に準(なぞら)えて八丸が七志であってもいい=アンちゃんにはそう見えていた…をどうしたら納得できるんですかー!!??もう全ての意味が分かんないし、二人を結ぶ強い「引力」とか「運命」(の侍様)とか何だったの!?アンちゃんが八丸に七志を重ねて好き(^з^)-☆っていうのが「運命」なの?!いい加減にしないとオッチャンはmjd怒るよ!!??(笑)
「でも――」(八丸)
「!」(アン)
「アンの想いや大切なものが知れて
ちょうどよかった!」(八丸)
「自分のありのままを知ってもらった方が
相棒って気がする…かぁ
確かにうらやましいもんだな
竜」(三打)
「何がだ?」(竜)
「あ~~~~~!!!
なんかスッキリした!!」<グイッ>(八丸)
「…じゃあ今度は
今度こそはオレの言葉として
受け取ってほしい!」<ガッ>(八丸)
「え?」(アン)
「オレはせいいっぱい
いや…
死んでもアンを守ると誓うよ!」(八丸)
「フフ…
そ…それは
わ…私が運命の姫だから?
それとも…」(アン)
「いや
アン…君だからだ」(八丸)
「大切なものは
目に見えるところにはない
どう見るか
そして――
どう見せるか…か
やっと
ちょっと一言!!:A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K……アルファベットにあるように「I」(アイ)の前に「H」(エッチ)がある…(やる事やらないと始まんないの故事成語・ウソ)。これをナル×ジャンで書いた時に「子供の教育に良くないから訂正して下さい!!」とメールで烈火のごとく叱られたのを想ひ出しましたー。しかし八丸やアンちゃんくらいの年代の子だったら、気持ちよりもそっちの方に興味が行くと思うんですよ。綾瀬はるかさんの映画『おっぱいバレー』の男の子らの気持ち…ケルベロスには痛いほど分かりますとも…。だから八丸のアンちゃんを見る目が性的に未分化過ぎて気持ち悪かったです(笑)。洋犬は是非とも八丸にピンク色の照明を当ててあげて下さい(カトちゃんの「ちょっとだけよ〜♡アンタも好きね〜♡」カモーン!!)。
互いを本当に
見つめ合えたようだな」(達麻)
「恋をするのは人だ
侍だから姫だから…じゃない
もう…ボクの出番は
なさそうですね
強い「勇」を感じます」(五空)
「何だお前いたのかよ」(三打)
「やっぱりいい奴だな」(竜)
「どうも」(五空)
いやー土曜日に新ジャン(13号)がコンビニで並んでて、その時やっと「月曜が祭日(振替)だー!!」と気付いて喜び勇んで購入しますた!!それで目次を開くと『サムライ8 八丸伝』がドベから三つ目に上がってました!!早速、喜ばしい気持ちで今話を読んだんですが、もうお話がめちゃくちゃで何とも言えない惨めな気持ちになりました…アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ…岸本先生も何でこんな事になっちゃったんですかねー。ああ…お労(いたわ)しやー。読者として今話をどのように受け止めれば!?ものすごく悩む…と申しますか?不満と落胆しか感じられなくて、何だかんだで腹立ってきました(笑)。
さて、サクッと感想に入りますね。前半のパート…八丸とアンちゃんの和解を描いた部分を一気に行きます。細かく分けて掘り下げようかとも思ったんですが、直ぐに底にぶち当たってしまって(笑)。しかし、これってもしかして慌てて風呂敷を畳むとこんな感じかなー…的な描き方ですよね。描き急ぐ…と言うよりは描き焦ってらっさる(笑)。お話もフルだけフッといて一部しか活かさないし、物語の根幹に関わるネタですら簡単に放棄しちゃって、これじゃー問題のある子供達へのメッセージではなくて、問題のある漫画さんのお話になっちゃう!!かと言ってチャンバラで憂さを晴らせる程チャンバラが無いっていう(笑)。
これだと残されたのは「語録」くらいしなくなるので、毎回、不動明王に出て来て貰わにゃなりません(笑)。しかし、何で僕がこんなにエキサイトしてるかと申しますと、今話の八丸とアンちゃんが和解する前半パートが全くもって受け入れられんからです。一個前のお話(第38話)の〆から違和感があったんだけど、アンちゃんと八丸の関係がギクシャクしてるのがアンちゃんの一方的な事情になってませんか?アンちゃんが八丸を避けてるって、八丸がアンちゃんを無視してましたよね。あの時、八丸は五空に責められて典型的隠キャになってたじゃないですか!?(笑)それが今話で全くなかった事になっているんですよ。
アンちゃんがこの後に及んで七志をいきなり引っ張って来たのも強引だけど、八丸がそんなアンちゃんの想いをちゃんと吸い上げて自分なりの着地点を見出して、しっかりと地に足をつけてアンちゃんを受け止めてますけど、何で急に八丸はこんなに「ちゃんとした人」になっちゃってんの?!八丸は「ちゃんとした人」じゃーないからダメだよ!!って五空に言われてぐうの音も出なかったんであって、回が変わっただけで廊下を歩いて別の部屋に移動したくらいの時間でここまで人間が変われるんですか?!そんな簡単に変われないから皆困ってるんですよ!!皆、もがき苦しんで…それでも歩んでいるんですよ!!
そもそもがこの作品って何かしらの問題…生き辛さを抱える子供達に対するメッセージなんじゃなかったです!!??八丸なんか集中が苦手で注意があちこちに散らばったり、他人の話が聞けないとかいろんな問題を抱えてたと思うんですが、それが8パパの死を契機に別人化しちゃって、「オレも祭出てみていースか?(befor)」(after:オレも祭り出てみていいですか?<コキ…>)と宣う(笑)。お前誰だよ!?っていうのが度々。じゃホントに問題を抱える子供らはどうしたらいいんですか!?岸本先生!!!!って僕は思うんですよ。生き辛さを抱えながら生きる子供らに何かメッセージはないんですか!?
回が変わったら何事も無かったように問題が解決しててってなるんなら初めっからフラなきゃいい!!答えがないのに質問なんかするなッつーの!!!!読者舐めんのも大概にしとけよ!!!!世の中にはホントに苦しんでる子が一杯いるんだよ!!!!自分に存在する問題が何だかも分からなくて生き辛さの中に浮かんでる子がッ!!!!生半可な気持ちでその子らを弄って何も答えを出さないばかりか、そのフリさえなかった事にして済ますなら漫画家辞めちゃえよ!!!!お前なんかに描く資格ねーよ!!!!もうペンを折れよ!!!!その前にお前が裏切った子供らにちゃんと謝れ!!!!大人として許せねー!!!!
八丸の先端恐怖症を忘れてるのと訳が違うんだよ!!児童福祉団体が集英社を訴えても不思議じゃないし、グレタ・トゥーンベリちゃんに国連でスピーチさせんぞー(=ガンジーが助走つけて殴っていいレベル・笑)。しっかし前半の12頁…これ見て編集さんはどう思ったのか聞いてみたいわ。まーダラダラと訳の分かんないお話をして何一つ納得できるところがないって、そっちの方が難しーわ!!!(笑)こんな原稿入稿された段階で前半の12頁は燃やせよ!!!(笑)そのくらいの矜持、見せてみろよ!!!お前らに「義」や「勇」がないから、読者に何も伝わらんのだよ!!!伝わりっこないんだよ!!!少しは恥ずかしいと思えよ!!!!
……はぁ…血の涙です。岸本先生の関わる作品がこんな形で人目に晒される不本意さに僕の心は血を流しています。辛抱堪んなくて酷い事を書いてしまいました。アンちゃんと八丸がいい感じになったところで五空が出て来て「ボクの出番はなさそうですね」とか八丸の出来に納得してるの見て<ブチッ>とキレたー(笑)。こんなに簡単に、短時間に人は変われんよ。それをあそこまで執拗に追い込んだ五空が認めてお話をまとめようとしてるの見て目眩しますた。そしてそれに輪をかけて分かんないのが達麻で「もう何言ってんのか分かんない!!」って、サンドイッチマンさん突っ込んで!!(笑)。
それにアンちゃんと八丸を繋いでるのは「運命」だったんじゃーないの?七志の存在が「運命」だったの?八丸が七志と似てるだけで二人が繋がってるの?じゃー八丸は何でアンちゃんを好きになったのか説明してよ。そこにどんな「運命」があんのさ?!ってい言うか、二人が「運命」で繋がってるんなら七志なんて関係ないじゃん!!『NARUTO -ナルト-』で九尾・九喇嘛の陽のチャクラと陰(かげ)のチャクラが<ガコーンッ>と繋がったみたいに、それこそ強引に二人が一つになるのを描けばいーじゃん!!「運命」にいちいち理由を付けようとするからややこしくなるのよー(←ベートベンがグーパンで殴るレベル)。
続きまーす!!(吠えすぎてすみません…命懸けで読んでる者として黙ってらんなくて)