サムライ8 八丸伝 第41話 侍・七志 感想①
<ドウッ>
『七志
ステルス状態でも
鑑内に入ったら
気付かれるわよ』(キメラAI・mama)
『なぁ〜に
お前特有の自性輪身なら
気づ(付)かれねぇさ』(キメラAI・papa)
「侍になって……
皆に無視される能力が
さらにパワーアップするなんて———
皮肉だけど」(七志)
<ズキッ>
「今回は
感謝しなきゃ」<ズズッ>(ナナシ)
「これで一気に
八丸の元まで行ける」(ナナシ)
<ヒュン>
<スウー…>
<フッ>
アタさんの鑑(龍)に一直線の七志は明らかに八丸の救出を企図しています。これが逆で八丸が「箱の鍵」の座標を目指している…というならアリなのですが、七志にそんな能力があるんかしら?もし、そんな便利な能力が七志にあるんであれば、七志の隠遁術(ステルス等)のようにキーホルダーに搭載された解析AIと七志本人が詳しく説明してくれると思うので、八丸が大ピンチを迎えて連れ去られる…という事態を予め知り得たと考えるベキでしょう。七志がアタさんの龍の鑑にロックオンしているのを見ると、八丸が何者かの手で囚われの身となり大きな龍の鑑で連れ去られるという具体的な事実を教えられたと…。
微妙に八丸の引力を感知してる可能性もあるんだけど、それだと八丸が困ってるらしいとこまでは分かりません。今回、七志は明らかに八丸を大ピンチから救おうとしていますから、八丸の居場所だけではなくもっと具体的なビジョンを持っています。しかし、そんなの苺ちゃんクラスの心眼持ちじゃなきゃ無理だけど、七志は苺ちゃんとは面識すらないですし、ここで第三極の心眼持ちが登場するというのもお話としては突飛過ぎます。同じ理由でな七志自身が苺ちゃんクラスの心眼を開眼したのも却下です。でもよーく考えたら居ましたよ!!もっと凄い方が!!神様仏様…そう!!武神・不動明王様!!であります。
八丸達が宇宙に出てからの時間経過がどう考えても2〜3週程度なので、スケジュール的にはキツキツですが、その間に七志は「切腹の儀」を見事にパスして侍となり、三頭のキメラのキーホルダーと契約を結び、自性輪身を習得している事になります。しかも、ステルスで気配を消したり、キーホルダーには解析AIすら搭載しています。ストリートチルドレンのアンちゃん達と違って七志(旧・ナナシ)は引き籠りの頃から裕福でしたので、金にものを言わせた可能性も微妙にありますが、きっとしっかりした指導者=師匠が存在するのではなかろうかと思います。ちなみに七志は赤木城の武士隊出身だから金剛夜叉流は確定です。
そして八丸と運命的に出会い、八丸と「いつかは結ばれたい」という人生の目標(義)ができた七志ががサクッと侍になれたって事はもう「箱の鍵」が確定です<キッパリ>。ここでめちゃくちゃタイトなスケージュールではありますが、七志にちゃんとした指導者(葉芽道だけは勘弁して欲しいんですけど…笑)が存在して、時間が掛かるからという理由で免許のダウンロードを後回しにされずに事に及び、例の空間で「いかにも私が不動明王だ」という例のオープニングコンテンツをご拝聴してる筈です。つまり「箱の鍵」たる七志は免許をダウンロードした時に不動明王に面会して「語録」を聞かされたのですッ!!
そこできっと不動明王の「そうとも言えるしそうでもないとも言える」で「どういう事ですか?」と聞き直してます(こう返すしかない千日手)。それはお約束なだけでどうでもいいんですけど、七志はこの時に不動明王から某日某所で八丸に訪れる大ピンチを知らされたんではないかと思います。七志の迷いない行動からはもしかしたら、八丸の救出を不動明王直々に依頼された可能性すら感じます。よくしたものでダウンロードに不動明王が登場して何週間もかかる免許のダウンロードも呆気なく終了したお陰で、七志は結構なキツキツのスケジュールであっても八丸の大ピンチに間に合わせられたんではないでしょうか。
しかし、自性輪身の分身とかステルスとか…八丸よりも侍歴は短いのに七志は随分と多彩ですね。もしかしてDBの「精神と時の部屋」で修行したんかしら?と疑った程です(笑)。七志は赤木城武士隊に所属して、ちゃんと修行してたんですかね。きっとそこでいい師匠と出会えたのですよ(適当)。でも、それが普通だと思います。子供が居て、その子が迷ってるんなら近くに居る大人が導くものです。達麻なんか八丸とズーッと一緒に居たのになーんも教えませんでしたけど、そっちがよっぽど異常なのですよ。八丸だってもっと真剣に修行してたらもう少しはマシだった筈。達麻は侍・七志を見て大いに反省して欲しいです。
続きまーす!!