サムライ8 八丸伝 最終話 パンドラの箱 感想⑤
「そうか……
オレがまだ人型のままでいるのも
お前が成長した姿なのも
別時空にいたからか…」(達麻)
「時空超越…
つまり八丸は完全なH粒子に
なったって事か」(花一)
「ああ…」(達麻)
「これ…八丸くんの鍵です
もしかしたらまだこの中に…」(アン)
<ガチャ>(達麻)
<カチ>
<フッ>「!
これは…」(達麻)
「……
穴が7つ
キューブ型の…
!!
まさか…
そうか!そういう事か!
この内なる宇宙に…
あったのか!
八丸……
お前が――
パンドラの箱だったんだ!!」(達麻)
「!
……仲間の場所だな
ありがとう…八丸」(達麻)
アンちゃんは生身の人間ですが、体をオーラでガードしてるから宇宙空間でもオKのようです。ま…極々短時間で成長してお姉ちゃんになっちゃったんだから、その程度のチート設定はありでしょう。願わくば、このオーラに防刃効果やその他の攻撃に対する耐性が備わってて欲しいです。何せ姫は生身のまま侍と共に戦うから危なっかしいです。そこは「侍の意地」によってお互いの姫は狙わないという紳士協定が存在して欲しかったんだけど、真っ先に「姫を潰す!!」(ムジンさんのサ姫なんかアタさんに滅多刺し食らってましたから)つー侍の民度の低さに辟易としていましたので、自分の身は自分で守るのがよろしいかと。
しかし、別時空にいたから達麻や花一さんがスリープモードに入らなかったとしてますけど、屍界に入る前と屍界から出た後の時間を足せば何ぼなんでももう10分は経過してますよね。こんな設定は正直要らんかった…。未だに達麻や花一さんが敢えて猫や犬の姿になっていた必然性・必要性が感じられないです。…かと言って、人型に戻った達麻や花一さんが役に立ったかと申しますと極めて怪しい(笑)。今回もアタさんの「屍界トラップ」にまんまとハマって蚊帳の外にいましたし、今までだって猫でも人でもほぼほぼ役立たずでしたよね(笑)。説明も長い割には分かりにくいし、設定に設定を重ねて、まーよく分かりません(笑)。
特に達麻はいろいろと戦犯です。八丸が「この子で間違いない」と「1つめの鍵」に認定してたのに、それが「パンドラの箱」だったってどんだけ間違ってんだよ!!(笑)「箱」と「鍵」だぜ…(笑)。達麻が八丸は「パンドラの箱の鍵」だと言うから、「7つの鍵」を探すのに名前が「八丸」でも仕方なく飲み込んでました(笑)。普通、「一」から「七」にしますもんね。どこか抜けてたら気持ち悪いじゃない(笑)。だから「苺ちゃん」なんだー!!と思ってた(二~八)のに、今更、八丸は「(鍵ではなくて)パンドラの箱(の方)」でしたって、えらいテキトーだなッ!!(笑)その目は節穴…おっと達麻は目が見えないんだっ(ry
ところで、烏枢沙魔流の「合鍵計画」で○角シリーズが製造されたんですよね。それは「マンダラの箱」の「鍵」を人為的に製造する計画だった筈だけど、何で○角(八丸まで)寄せ集まって「パンドラの箱」になっちゃったんだろう?と考えてたんですが、もしかしたら不動明王がハッキングして計画を捻じ曲げたのかも。精神体(H粒子)になってしまった不動明王もネットワーク経由では物質世界に干渉できる描写(○角や竜騎の乗っ取り)がありましたから…(震え声)。でも、それなら「侍システム」が普及して人類(鬼族を含む)が何かしらの形でネットワークに繋がる状況で不動明王が社会に対してもっと働きかけていいと思うんです。
不動明王にはカーラさんみたいな敵ではなく夜叉さん以下味方が多そうだから、ネットへの接続などの物理的な支援も得られた筈なのに。そもそも「侍システム」とは知的生命体(人や鬼)を「侍」という…ある種、電脳化された躯体に嵌め込んで画一化する為の仕組みだもんね。それは精神体(H粒子)であるが為に物質世界に関わり辛い不動明王が何かと関与するのに便利なのです。そういう状況にありながら、カーラさんみたいな不穏分子を一掃せずに放置しているのって変だな…と、僕は考えるのであります。おまけに「パンドラの箱」と「マンダラの箱」なんて余計なものを残して…それが世界の争いの火種になっています。
「侍システム」がネットワーク経由で不動明王が世界を統べるシステムであるとするならば、不動明王が全てを一気に鎮めちゃえば済むお話です。不動明王はそれが充分できる筈なのに敢えて放置してる。それは不動明王がその状態を望んでいるからとしか思えません。もしかしたら、カーラさんみたいな存在が世界をかき回して、人々が右往左往する様を見て不動明王は娯楽として楽しんでいるんじゃーないでしょうか?あの「上層次元」ですけど、なーんもなくて殺風景でしたし、不動明王の友達も見当たりませんでしからきっと暇してて、あんまり暇過ぎて所謂…「神々の悪戯(いたずら)」というヤツで、ちょうどいい塩梅の混乱を残しているように見えます…。
余談が長いのでこのくらいにしますが、このパートで何が悲しいって達麻が八丸の不在を1ミリも悲しまないっていうのが怒髪天です(笑)。自分の弟子が「鍵」だけになって…ぶっちゃけ散体しちゃったのに、何で達麻は悲しまないの!!「散体は死ではない」っていうのは解脱者だけの認識だよね。そんなの達麻は知らないんだし、肉体を失って精神体になるって、「お星様になる」のと一緒で、普通はそれを「死んだ!!」って言うんだよ!!このクソ猫ーッ!!(笑)しかも、八丸の「内なる宇宙」に浮かぶ「キューブ型」と「穴が7つ」って思いっきり見えてんじゃねーか!!粗画像ってか!?眠てー事、言ってんじゃーねーぞ!!(笑)
達麻にとって「パンドラの箱」であろうが「鍵」であろうが、八丸は便利な道具に過ぎなかったんですね。おまけに「箱」と分かった今も「仲間の位置」も指し示してくれていて、その上、もう何も喋らないので達麻には都合が良すぎるんでしょう(笑)。ホントは小躍りして喜ぶところなんだけど、アンちゃんの手前、これでも気を遣ってるんだよー。ここまで読み込んでも八丸は熟(つくづく)可哀想な子だなと思います。こんなに子供を大切に思わない大人がいる世の中にしちゃダメだー…。自分がその子の親であろうとなかろうと、自分の近くにいる子供を愛せない大人であってはいけない!!…僕は本心でそう思えるオトナでありたい。
続きまーす!!