ハチマル

週刊少年ジャンプで連載中の『サムライ8 八丸伝』を考察するブログです。

サムライ8 八丸伝 第1話「1つめの鍵」感想

「我々侍の役目は
この銀河を守り続ける事
…それが…

侍の『義』

奴を止め続ける事が私の役目

それが”私の義”です

 

その間に…

パンドラの箱を探しなさい

かつて武神不動明王
星々を救う方法を記し封印した箱です

そしてその箱を開けられる

『7つの鍵』も探すのです

それが”君の義”」(師)

「…しかし師よ!
こんな体に閉じ込められてしまっては…

これでは侍ではなくまるで…
それに光までー」(逹麻)

「偶然そんな姿になったのも
何か意味があったのでしょう

この広い宇宙のどこにも
完全なものなどない…

ですが枯れ落ちたより
地中の奥の活力あるを見る
心眼を持つのです」(師)

「こんな時に…
いつも分かりにくい説法ですか?」(達麻)

「大切なものほど
目に見えるところにはないものです

まやかしによって隠れ
本質を逆に見せる

だから私は君の腹の奥にある
に命じているのです

この銀河を救う
君自身が握っているのだと…
さぁ行くのです

願いを叶える流星と呼ばれた
武神不動明王のようにー」(師)

皆さん!!お久しぶりでございます!!ケルベロスです!!NARUTO -ナルト-が終了してからスパッと週刊少年ジャンプからは足を洗っておりましたが、この度、『サムライ8 八丸伝』が始まると聞き及び、再び書かせていただこうと思い立ちました。何分、しばらく書いておりませんでしたのでいたるところ錆びついておりましていろんな意味でレスポンスが悪いですがご容赦ください。

さて、始まりました『サムライ8 八丸伝』の感想をば書き始めさせていただきます。

久しぶりに週ジャンを手に取りワクワクしました。面白い漫画だと思います。心配していた”画”も問題なし!!ただ剣技アクションに関しては分かり難いというか、見難いかな。まっ、この部分はお話の中の世界観を吟味しながら分析して行く必要があろうかとも思います。例えば、侍は腕を切られても痛手ではないのに、命のやり取りの状況下で腕が囮になるのか?と素朴に疑問に思ったり…。

お話の導入で仕方ないのかも知れませんが若干説明が多いと感じました。昨今の週ジャンを鑑みて、岸本先生クラスの失敗は許されない状況でしょうから、あれこれと詰め込まざるを得ないのもまた、(お話の中の用語を使わせてもらえば…)岸本先生の『義』といったところなのでしょう(笑)。とまれ、ガンダムが大地に立つまで」八丸的にはうまくまとめられたのではないかと思います。

兎に角、情報がてんこ盛りで、こりゃー将来編纂されるであろうファンブックの編集が大変だな〜と先走りして心配してしまいます。第一話は月刊誌並みの尺にこれでもか!!ってな具合に情報を詰め込んでいますから、僕としても老婆心全開で用語の解読を進めてみようと思います。そして、それが皆さんの理解の妨げにならぬよう配慮しなければ思います。…少しは成長したのか?と分別臭を漂わせてみましょうか!?(笑)

お話の大きな流れとしては侍が銀河の敵と戦うという背骨があり、パンドラの箱という宇宙戦艦ヤマト(例えがおっさんだぞ!!)におけるイスカンダルコスモクリーナー的目標が示されています。そして、その「箱」を開けるための「7つの鍵」を探す…と、巻頭のカラー頁で設定しちゃいました。まだ名前は分かりませんが、ちょっとイケメンロン毛の方を「師」とさせていただきますね。

  • 師は金剛夜叉流初代にして開祖?の夜叉という名。ゲームの中で登場してました!!今、補足を書いているので新しい記事でアップしますね。

そして、「師」分かりにくい説法を聞いているのが後でわかりますが、スリープ時はダルマで侍のまねき猫の達麻(だるま)ですね。何らかの理由で目が見えないらしい。「こんな体に閉じ込められて」と言ってますから、今の状況を変えられず受け入れるしかないのでしょう。そして、達麻がウミガメのような乗り物?で旅をしながらパンドラの箱「7つの鍵」を探し八丸と出会い、彼の人生が大きく動き出す…というお話でした。

師の話の内容から彼は彼で敵の「奴」というのを止め続けるために働いているようです。きっと師と対極にある強敵なのでしょう。しかし、今回のお話では侍が銀河を守り続ける敵が登場していない。作中、戦ってるのは侍同士で、こんな事してる場合かッ!!と突っ込みたくなったけど、そういう疑問も今後晴れてゆくのではないでしょうか?また戦闘に特化されたのが侍なのだろうから、敵もそれと大きく変わらないと考えるのが自然でしょうか。

それに八丸のパパが拳銃出して侍を威嚇するシーンもあり、それでも侍優位は動かなかったので、刀と剣技を戦闘の主軸に置く必然性が今後描かれるのでしょう。でなかったら宇宙戦艦ヤマト波動砲一発でお終いみたいに、きっと三話くらいで終わってしまいます(笑)。そうならない為の世界観を説明ではなく描写で感じさせてもらいたいものだと切に願います。

ううん…やっぱ、第一話で描かれた中で世界観とか用語をピックアップして分析する必要がありますね。それを来週の第二話までにまとめるべきだなーと思います。でも、ま…こうしてまた面白い漫画が味わえるのかと思うと岸本先生と大久保先生には足を向けて寝れませんな。あっ…そうだ、そうだ!!このブログの名前ですが、いろいろ悩んだ結果、『ハチマル』とさせていただこうと思います。

そんな訳で、ナル×ジャンのケルベロス改め、ハチマルのケルベロスということで、ひとつよろしくお願いいたします。鶴の恩返しのように自分の羽を捥ぐように身を削り、七転八倒の苦しみの中で物語は生まれています。それが週ジャンという修羅場で戦う先生方が創り上げる週刊少年漫画の真骨頂であるべきだ!!とも僕は考えています。だからこそ、その隅々までを味わい尽くすのが読者の『義』なんじゃないでしょうか!?

そしてこの物語について書くのが、僕の『義』なのだと勝手に決めました。

…作品を愛する同胞に何かが少しでも伝わるならば…どれほど嬉しい事かッ!?そう思い、僕だって、この見窄らしい体(だから決して襖を開けて見てはいけませんよ!!)の羽と呼んでいいのかわからない何某かをもぎながら機を織るのであります。失敗ばかりのケルベロスが、岸本先生と大久保先生の描かれる『サムライ8 八丸伝』と歩む長い旅になりそうですが、僕の拙い記述を読んでくださる同胞が一人でもいるならー。

  • 第一話は情報量が多いので次週までに補足します!!

        ケルベロス