サムライ8 八丸伝 第21話 白く輝く刃 感想⑤
「よかろう
敵もまた師である
八丸の「勇」の質を見抜く侍だ」(達麻)
「かたじけない」(鶴侍)
(この勝負…
どちらに転んでも何かを得る
近道か遠道か…さてさて…)(達麻)
「そこの幼き姫よ
私は君の侍を今から斬る
繋がりを失いたくなければ祈れ)(鶴侍)
「!!!」(アン)
「…あの子が?
姫としてはちょっと…」「何をやってもダメねェ…」
「失くしたんだってさロッカーボール …」
「ならアンに…
運命の侍様は見つかりっこないね…」「アンって何も持ってないくせに——」
「いつも失ってばかり」
「確かアンのお兄さんて——」
「アン!!さっきはごめん!!!
オレは完璧じゃない!!!」(八丸)
「でも———!!」(八丸)
「そ…そんなの分かってます!
だ…だから私がいるんです!!」(アン)
<カチャ>(八丸)
(いい「勇」を見せてくれる)(鶴侍)
<バッ>(八丸)
<キイイイン>
(こ…これは——)(鶴侍)
(白く輝く——侍魂ッ!!?)(鶴侍)
「!!!!」(ついに———
目覚め始めたか…八丸!)(達麻)
もう無理筋で押し切るしかない上にスペースもありませんので、鶴侍と鶴姫の繋がり(絆)がほとんど描かれていません。だから八丸とアンちゃんの繋がりと対比ができないので、八丸の「勇」の凄さがイマイチ伝わりません。ここはバトルロイヤルのラス前…八丸がこのステージのラスボスとやる前の見せ場なのに。鶴侍と鶴姫の名前すら未だに分からないじゃーないですか?鶴侍も八丸の引力に吸い寄せられて登場したのなら、もしかしたらパンドラの箱の鍵かも知れないのに…全部使い捨てだー。もうどう転んでもダメだと思いますよ。
アニメ化したら…も一瞬考えてはみたけど、動きがよく分かって多少はみやすくなる程度で、お話の根本が改められないなら辞めたほうがいいと思います。これ以上恥さらしたらダメ。この作品は岸本先生の黒歴史として封印するか、家の土間の梁に吊るして岸本先生が毎日舐め続けるしかありません。その苦さを岸本先生が忘れなければ次はきっとすごいもんが描けますよ。この場合はベッドのマットを薪(たきぎ)の束にしないといけないから寝返り打ったら痛いかも知れません(笑)。ま…痛いから意味があるんですけどー(笑)。
しかし、八丸の白い侍魂が出ちゃいましたけど、これで鶴侍が呆気なくやられちゃうんですかね。バトルロイヤルも100人ちょっと残ってますし、それに最後の1人まで戦い抜くにはリュウもやっつけないといけないので、結構忙しいですからね。残りもペラ(1頁)で数減らしてチャチャッと片付けるんでしょうが相当キツキツには変わりません(笑)。僕は記憶の怪しいリュウが実は惑星・見下に傷を付けた伝説の剣士じゃないかと思ったんですよ。半年くらい前にこの会場を準備していたらコツガとリュウが出会った時期と一応整合性は保てるじゃないですか。
それでバッファ郎が実はリュウの執事か何かでリュウを元通りに復元して最終決戦かなーと思ってたんですが、ここまでグダグダになっちまって興味が失せてしまいました。それと今回の壮絶な端折りで「あっ……」(打ち切りだー)と思ってしまったのは、僕の個人的な願望です。『サムライ8 八丸伝』がここまで酷い作品になってしまって、岸本先生のファンとしては見るに忍びないのです。また感想を書く以上はファンだから何が何でも上げ!!!なんて死んでも嫌だし、ファンだからこそ作品に対する批判というものを書かずにはいられないのであります。
また、週ジャンでの連載が続く以上は僕は絶対に感想を書き続けます。それはこの作品と最後まで付き合う!!と勝手に約束したからです。全ては僕の自己満足でしかないのですが、そうやってナル×ジャンも最後までやり通したし、今回だってそうしますよ。何たって少年少女にカッコ悪いところは見せられない。何でもいいから一つ事をやり抜け!!と、少年少女に向けて発信して来た手前、途中で止める訳には行きません。だから、こっからは我慢比べですよ。ただ、僕は間違っても八丸みたいに自分で自分の首を刎ねたりは致しませんので…(笑)。
サムライ8 八丸伝 第21話 白く輝く刃 ハチマル ケルベロス 了
台風19号が接近してて今夜あたりからヤバくなりそうな雰囲気です。それで明日(10/12・土)は週ジャンが発売される日なんですけど、もしかしたら本屋さんやってなかったり、その前にお店に行けないかも知れないし、お店に行けてもドライバーさんだって大変だから本が届けられてない…などいろいろと想定されます。ウチだってぼろ家だから屋根が吹き飛んでしまうかも知れないし、何が起こるか分からない温暖化社会なので(笑)、第22話の感想は定刻に上げられないかも知れません。皆さんもご無事で。僕も何とか生き抜いてみせ〼