サムライ8 八丸伝 第22話 アンと兄 感想①
サバイバル佳境!!
姫の祈りで八丸に変化が!?
白熱!!
(白く輝く刃!!!
だとしたらこの少年が
「箱の鍵」…だというのか!!?)(鶴侍)
(輝く刃!!正解だ!!
来たかいがあったぞ!!八丸!!アン!!)(達麻)
<ズツ>
「ぬぐぐぐ!!!」(八丸)
(バカな!
私の侍魂に切れ目を……!!?」(鶴侍)
(なんと強い祈り!!
…これほどの強い「繋がり」があるのは
長年に渡る信頼が不可欠!
この幼き2人…
兄弟には見えぬが
血縁関係が…?
…いやそれだけではない
この姫にはもっと
特別な想いがある…!)
さて台風一過、昨日は気持ちよく晴れて夕方は心地いい風が秋の訪れを感じさせましたが、今日はまた朝からシトシトと雨が降っていますね。被災された方々には心中お察し致します。一日も早い復興を心より祈っております。
…さて、第22話の感想ですが、もう皆さんは読まれましたか?相変わらずのドベグループ(後ろから4番目)ですが、それは…残当(笑)。それで僕は扉の頁を見つけてソーッと開く…といういつもの儀式をしていましたら、いきなり扉の煽りが目に飛び込んできまして、「サバイバル佳境!!姫の祈りで八丸に変化が!?」と来たもんだ!!佳境!!??佳境って…どういう事!!??と目ん玉が飛び出しそうになったんですが、佳境とは「見せ場」であって「終盤」つまり「クライマックス」ではないのですよね。だって…まだ何も起きてないし、何もしてもいませんものサバイバル(笑)。
でもバトルロイヤルの参加者数も124人にまで減ってますし、今話の最後で120人にまで減りますから、至る所で戦いが同時進行しているようです。まだ何もしてないけど数だけは減ってますからね。終盤っちゃー終盤ではありますよ。ところで鶴侍が「白く輝く刃」から八丸を「箱の鍵」ではあるまいかと推測しています。もしかしたら鶴侍もまたどこかの流派の使者で、達麻のように「箱の鍵」を探しているのかも知れません。それで気になる相手に面倒臭い喋りで粉を掛けていたのであれば、不審者にも思えた行動にも若干の合理性は感じられます。
ところで、金剛夜叉流と烏枢沙魔流、それに降三世流と来た各流派ですが、これって五大明王に擬えたネーミングですよね。だとすれば残りは「軍荼利(ぐんだり)流」と「大威徳(だいいとく)流」になろうかと思います。仏教用語…中でも密教から引っ張って来た用語で、金剛夜叉と烏枢沙魔は宗派の違いによってすげ変わる対立関係にありまして、イデオロギーの違う両者の立ち位置とうまく符合しています。そして五大明王の中心には不動明王が居て、その四方(東西南北)を5流派で取り合う…厳密には金剛夜叉流と烏枢沙魔流のマッチアップでなかなか説得力があります。
お話を戻すと、両手を合わせて祈るアンちゃんと鶴姫ですけど、その周囲に浮世絵の波しぶきのようなものが描かれています。先週号で鶴侍が八丸とアンちゃんに(いい「勇」を見せてくれる!)と感じた時も同じ描写だったので、これが見る人が見た時の「勇」なのでしょう。また、鶴侍の思索からすると、姫の「祈り」も侍における「勇」と同種のエネルギーであり、鶴侍はそれを「何かを守りたいという気力」と置き換えていましたから、すなわちこれは侍と姫の相互の願いであり「義」(=自分の役目や目的)から生じる精神エネルギーの類ではないかと、僕は考えます。
侍は姫と共に作り上げた「勇」をその侍魂に乗せて相手を断つのでしょう。現状、八丸の侍魂が優勢で鶴侍の侍魂に切れ目を入れています。侍魂の断つ力とは素粒子の引力を制御するプログラムでありますから、鶴侍が八丸の侍魂の切れ味の良さを起点にアンちゃんの祈りの強さに注目しているので、プログラムは流派が違ってもそれほど差異がないのかも知れません。或いはもともとは不動明王がコーディングしたものなので、各流派とも切断の制御(プログラム)は共通の可能性もあります。ぶっちゃけ画期的なブレイクスルーでもない限りほぼ横並びなんじゃないですかね。
ま…各流派においてどのような違いがあるかもまだ明確に提示があった訳でもありませんし、侍魂が素粒子間の引力を断つと言っても、侍魂が演算しているのか、単に出力をしてるだけかもはっきり分かりませんが、「勇」(≒祈り)が切れ味の優劣に深く関わっているのであればオーバークロックやマルチCPU化等のハード面での強化ではなさそうなので、侍魂がプログラムの出力端子の役割をしてて、「勇」がそれをドライブするエネルギーとして供給されている可能性を感じますね。「勇」は電力(=電流×電圧)と同じ?これに高出力の侍魂が合わされば更に有利になると思われますが…。
続きまーす!!(今週も吠え〼)