サムライ8 八丸伝 第30話 潜入 感想③
「最終プランだ
見下星もろとも消してやる
めんどうだが鍵は後から回収だ」(弁形)
「義常の鍵がこの船とリンクするまで
どれくらいかかる?」<ジジジ>(弁形)
『20分です』(解析AI)
<ジジ>
「なら急げ
準備が整い次第……
角弾頭を使う」(弁形)
<ジジジジ>
『義常の鍵確認
リンクを始めます』<ガチャ>(解析AI)
「どの鍵も逃しはしねェ」(弁形)
「弁形の記憶データをたどると…次はプランCだろう
奴はあの船にある「角弾頭」を使う気だ
この見下星ごと
ここにある全てを破壊し
宇宙空間で再生しかけた
侍の鍵や侍魂を奪うつもりだ」(千)
「角弾頭ってまさか
烏枢沙魔流が闇取引してた例の―――
殺星爆弾の事じゃないよな?」(モブ3)
「……それだ」(三打)
「バカか!!
所持してるだけで流派破門どころか
禁錮300年くらう代物だぞ!?」(モブ3)
「それって?」(八丸)
<ブウウン>「これだよ
半径1万km程度の星なら
たった1つで破壊できる」(スナイパー侍)
「手に入れた実際の映像がある」(スナイパー侍)
<カッ>
<ガチャ>「星を砕いた!!?」(八丸)
「これ…
ここから逃げた方がよくないか!?」(モブ4)
鬼若丸のステルスフィールドで惑星・見下がスッポリと覆われているので千ちゃん達は逃げ出せないと思うんですが、それで「角弾頭」つーんですか?殺星爆弾を使っちゃうと鬼若丸も一緒に粉々になっちゃうよね…ってか、鬼若丸が見下星に近過ぎて「角弾頭」なんて撃てないよね(笑)。スナイパー侍が実際の「角弾頭」が惑星を破壊する映像を示してますが、かなり遠距離からルービックキューブみたいな爆弾を星にぶつけてるので鬼若丸だって射出する前には見下星から距離をとらなきゃなんないだろうから、その時にステルスフィールドだって解除するだろうから、そこで逃げればいいじゃん。
しかし、アタさんだったら刀の一振りで無雲をぶった斬ったのに、やっぱモブさん達ともなると大層な兵器が要るんですな。どうやら烏枢沙魔流が開発した爆弾が闇取引で流通してるらしいけど、それを発射する為に何で義常の鍵が必要になるのかは不明です(笑)。ところで千ちゃんが八丸の鍵にコピーされた弁形の記憶を読み込んで弁形の次の一手を読んでますけど、頭を<ガチャ>っと割って鍵出すの辞めて欲しいんですけど(笑)。これもしアニメ化されてお茶の間に流れたら相当ヤバイですよね(笑)。泣き出す子とか出るんじゃないの!?10まんボルトの「ポケモンショック」みたくならなきゃいいけど。
普通に考えて、隣に座った誰かが侍でいきなり頭を<ガチャ>っと割ったら大声出してビビる自信ありますけど。それが食事中だったら食べてるもん吹きますよ。何でこんな気持ちワリー設定にしちゃったんでしょうか?深夜帯のアニメでもきついんじゃないですか?そう考えるとOVA(オリジナルアニメ)のパッケージで販売する方式にするんじゃーないですかね…アニメ化するとしても。もっとも、間違ってもこんな駄作をお金出して観たりしませんけどね(笑)。確かに怖いもの観たさ…っていうのはあるけど、どっちにしても大怪我必至なので辞めとくのが懸命だと思いますよー(笑)。
ここまで主人公に魅力がなくて、それ以前に主人公に嫌悪感すら覚える作品に僕はこれまでお目に掛かった事が御座いません。おまけに全てのキャラの言動が意味不明だし、お話の筋も滅茶苦茶。これをアニメ化する時の脚本やシナリオを書く方の苦労を考えると、無理すぎて無理(笑)。試しにノベライズしてみれば…これで画がなかったら絶対お話になりませんから。矛盾だらけだから(笑)。映画で一発!!というのもあるかもですが、世界観とか各種設定を根こそぎ変更してしまって、もうそれは別の物語でしょ!!って事になりそうなので、どうぞお好きになさって…としか(笑)。
ところで「流派破門」って「禁錮300年」に次ぐ罰則なんですね。もしかしたら、「流派破門」されちゃうとその流派で習得した剣技が使えなくなるとかの縛りがあるのでしょうか?ちなみに、バトルロイヤルで交戦した侍達はモブ揃いではありましたが、誰も各流派の剣技を使ってませんでした(少なくとも剣技の発動に伴う流派名の詠唱はなかった)。しかし、そんなモブ侍ですら「流派破門」に重きを置く発言をするところに、侍として流派への所属が肝心みたいな空気があるので破門されると困る理由が侍にはあるのでしょう。しかし、そうなると元金剛夜叉流のアタさんがやはり異端に思えます。
少なくともアタさんは金剛夜叉流の黙斬りと仕込み斬り(対象の動きを縛る斬撃)の二つを使っていました。勿論、今は烏枢沙魔流の剣士なので金剛夜叉流は破門されてると思うも金剛夜叉流の剣技が使えるので、何で!?ってなる。また達麻が(アタは)「烏枢沙魔流に移って更に力を得た」みたいな事も過去に言ってまして、もしかして他流派の剣技を使えるのが烏枢沙魔流の強みなんじゃーないかな…と思うのです。例えば…カーラさんが凄腕のハッカーで、武神・不動明王の致したコーディングをハッキングしてソフトウェアとしての剣技を乗っ取って行ったんじゃーないかと、僕は想像しています。
何故だか、アタさんは鍵に印籠を刺していません。その代わりに無印の四角い箱が刺さってるんですが、そのテイストがハッカーっぽくてワレズ(warez・ウェアーズ)の香りがしました(笑)。そして、少なくともアタさんは金剛夜叉流を破門された(筈)にも関わらず一ミリも困ってなさそうなのが、烏枢沙魔裏流の存在感であろうかと思いました。それに加えて弁形が四流派の「装」を装備し異彩を放ったのも、自らの貧弱な鍵に他者の鍵を無数に繋いで能力を拡張していたのが、アタさんのそれとは若干違いましたが、やはりハッキングによるソフトウェアとしての剣技に対するアプローチがあったと思います。
アタさんの場合は侍としての才能に恵まれデフォで強者だったけど、弁形は高次の剣技をダウンロードできない貧弱な鍵しか持っていませんでした。恐らく貧弱というのはソフトウェアをインストールする為の容量が足りなかったのだと、僕は考えています。それで弁形は他者の鍵を自分の鍵と接続し容量をアップする方法を思い付く(古いパソコンでもメモリーを増設してHDをSSDに変えればビンビンに動きますから、弁形のハードウェアドーピングは効果絶大だったと思います)か、誰かに教唆された…可能性。その誰か…が烏枢沙魔流じゃーないんだろうかと思うんですが、もう少し描写を待ちましょう。
ま…そんな感じに弁形の周囲に烏枢沙魔臭が漂ってまして、ここに来て「角弾頭」の登場が更にその臭気を強めています。剣技で星を壊せない…それが弁形の強さの限界を残酷に物語っているのですが、同時に義常の鍵と侍魂を烏枢沙魔流が回収せずに弁形に委ねた理由として容認できます。もしも弁形と烏枢沙魔流が繋がってるなら義常の遺物は当然回収されると思っていたので、その疑問が上手く均されてホッとした気がしています。若干、「角弾頭」がスターウォーズのデススターが放つスーパーレーザーっぽくてアレですが、星ほども大きな敵の蟻の一穴を単騎で突き崩す…<Yeaaaah! >な感覚にこの際、酔い痴れましょう!!
続きまーす!!