サムライ8 八丸伝 第32話 タイムリミット 感想①
『角弾頭発射まであと2分です』(解析AI)
「くそっ!」(八丸)
「どうした?
そいつらの仲間のフリは
もう終わったはずだろ
お前も死にたいのか?」(弁形)
「その刀はお前の父 義常の侍魂だ
義常はくだらない繋がりに縛られ——
死んだ
…お前は違うよな?
こいつらを断ち切ってオレにつけ!!!
骨河!」(弁形)
「お前ら侍を殺して金にする…
それがオレ…骨河だ
けど…
オレの本当の名は————」(三打)
『角弾頭発射まであと1分30秒です』(解析AI)
「よせ骨河!!」(八丸)
<ズバッ>
(装填内技!?
このトラップを切るだと!?)(弁形)
(彼も軍荼利流だったのか!?)(千)
弁形の解析AIが角弾頭発射までの残り時間を告げますが、少なくとも鬼若丸の中にいれば角弾頭の被害からは免れる筈だから、別に焦る必要はありません。多分、当初は弁形を討つのが八丸達の目的だったと思うんですが、それがいつの間にか角弾頭の発射阻止にすげ変わっています。そもそもケンカ祭りに参加した目的は賞金だった訳で、それで命を落としてしまおうと全ては自己責任なのですから、見下星もろとも吹き飛ばされても文句は言えない筈。それを何で千ちゃん率いる銀河球連邦精鋭特務隊(…って若干2名だけど)が助けないといけないのか?全くもって理解できません(汗)。
これまでの僕であれば、この描写を肯定する為の理由を探していたでしょう。例えば見下星に破壊されてはいけない大切な何かがある…とか、大会参加者に箱の鍵の侍が他にもいるとか…何とか。しかし、そもそもが単なる弁形討伐が角弾頭の発射阻止にミッション内容が流れただけで、それに演出上の意図がないのであれば考慮すべきではない…と、僕は考えます。他にも当初の目的がいつの間にか変わってる案件がありましたし、ぶっちゃけテキトーに描いてるんですよね。お話が全く練られず、思い付きや雑談レベルで構成されてるんだから、そりゃ整合性なんか保てませんて(笑)。
そんな作品にこっちが忖度して(それも四苦八苦してですよ!!)いいように解釈する義理は御座いません。具体的には、この人達は皆んなバカだから三歩歩いたら全部忘れてて、いつの間にか見下星を守る!!というのが目的になったのです。そう考えれば弁形の記憶から鬼若丸の艦内情報が得られたにも関わらずトラップで一網打尽になっちゃう精鋭特務隊(笑)も納得だし、軍荼利流・黙秘剣で利き腕を飛ばしたからお手上げ状態になったのも仕方ないなーと思えます(笑)。八丸が骨河の敵討ちに燃えてたのにまるで観覧の笑い屋のおばちゃんみたいになってるのもそう言う訳で仕方ない(笑)。
骨河のパパの義常もバカだから死んだようなものだし、この世界の侍ってホント…頭空っぽですね(笑)。だから頭パカパカ開けるんだと思いますが、救えねーし笑えねー。愚痴ばっかで申し訳ないです。お話に戻りますと、弁形の圧と竜に対する想いの間で骨河が揺れてるんですね。弁形に渡された真剣化された義常の侍魂を手に逡巡する骨河。その姿に見兼ねたように動く竜。装填内技で体に仕込んだ剃刀のような無数の刃で鬼若丸のトラップを切り裂いて呪縛を解きます。一瞬、骨河が侍魂でトラップだけを上手く斬り刻んだのかな…と期待してしまったんだけど骨河は何もしてないんですよねー。
僕は竜が侍魂の刃の形状を巧みに操るのを見て、それが装変剣技だと思って竜が降三世流の侍だろうと考えたんですが、装変剣技はどちらかというと柄骨のカスタムのようですね。具体的には弁形が持ってる薙刀のような柄骨がそれです。弁形は元降三世流で他流派全ての「装」が扱える特殊なスキルを持ってるのですね。ちなみにそのスキルは達麻の鬼津津鬼で弁形のオリジナルキーユニットに接続された無数の他者のキーユニットにより拡張された能力だと思えるので今は降三世流で習得した装(装変剣技)のみしか使えなくなっていると思われます。だから4本腕も電撃も二丁拳銃も梨だわきっと。
そんな竜の見事なトラップからの脱出を見て千ちゃんは竜が軍荼利流の侍と驚いてるんですが、千ちゃんだって軍荼利流の侍なんだから竜と同じ仕込みがなくても軍荼利流の装(装変剣技)で対処できないんですかね。しかし、千ちゃんの腕飛ばしといい、竜の仕込みの剃刀刀といい、これまでの八丸の戦い方に軍荼利流が最適に感じます。竜との1対1で自分の腕を斬って侍魂飛ばしたり、馬侍や竜に対して使用した仕込み刀などから八丸の戦術適性を考えると金剛夜叉流より軍荼利流に所属してダウンロードした方がいろいろと捗るんじゃないでしょうか?と思うけど、もう今更ですね(笑)。
続きまーす!!