サムライ8 八丸伝 第6話「運命の侍様」感想④
「アレ?
刀になんないぞ!?」(八丸)
「侍魂を刀の刃へと変化させるには
キーホルダーの柄骨が必ず必要になる
柄骨は侍魂の形状変化装置になっている
2つを近づけ伸びろと念じてみろ!」(達麻)
<スッ>「こうか……
よォ~~~~しィ!!」(八丸)
「いざっ!!!
伸びろ!!」<ズオッ>(八丸)
「!!?
アレ!!?」<フニャ~ン>(八丸)
「ニャ~~ン……」(早太郎)
「どうだ?」(達麻)
「曲がってしなだれちゃってる……」(八丸)
「…やはりな…最初は
誰でもそんなもんだ」(達麻)
さて、エッチなお話は止まらなくなるので一旦切って(汗)、八丸の侍魂ですね!!まだ出来立てで重さもクソもなさそうで、そもそも侍初心者の八丸ですんでうまく刃の形に留められないようです。『NARUTO -ナルト-』でもチャクラの形態変化というスキルがあって大変な修行を重ねてやっと成し得る感じでした。侍魂の真剣も何らかの修行が必要のようで、達麻は八丸に侍魂の扱い方を教えようとしているようですが、技術云々オンリーで扱えるならフィジカル盤石=三輪身の力を得て自由自在の八丸であれば、用法を理解すれば済みの案件であります。
実際、柄骨が形状変化装置という設定なので、チャクラの形態変化の修行のような件(くだり)はすっ飛ばすようです。この後、達麻の説明は精神論に終始しますんで、侍魂の扱いとは心構えとか動機付けや目的意識(モチベーション)が重要なようです。つまり技術的な要素はロッカーボールのサポートがあるので比較的簡単にクリアできるのでしょう。そもそも超虚弱児だった八丸の今は昔の大活躍が象徴するように侍はサイボーグの身体をもっている以上、フィジカルに関しては開発の必要がありません。
つまり運動によって身体を強化するといった訓練そのものが必要ない訳です。だから、達麻が八丸を訓練する…というのは、今回のお話のような説法中心になってしまうのかと思います。その為、キーユニットにはプロジェクターなんか備え付けられていて、どこでも座学が捗る設定なのかと。もしかしたら、侍の訓練とは精神教育に尽きるという事になるという事なのかなー。…だとすると、いきなり説法を始めた達麻にブチ切れたケルベロスの立場はッ!!??…アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ…
しかし、侍の訓練はそう言うもので説法が中心ですよー…ってなって面白いんですかー?(ブラジルの人ーッ聞こえますかー!?)と思ってしまいます。そして、もっと妄想を膨らませると、金剛夜叉流の武式一式の習得などもキーユニットにUSB端子みたいのをぶっ刺してインストールしちゃうとか!?(いやいや…そこはもうWi-Fiか5Gの無線だわよーッ!!)なったらあまりにも呆気ない…物足りなく無いですか?(ブラジルの人ーッ聞こ(ry…でも、ま…何でアジトにまで達麻はやって来たの?という疑問が残りますけど…。
まさか、あの門番さんをコテンパンにして達麻がいいとこ見せたかっただけ…だったりして。でも、そんな小っちゃいかなー?達麻って(笑)。ま…今はまだ<フニャフニャッ>の八丸の侍魂を<ギンッギンッ>に研ぎ澄まさなきゃなんないから、人目につかない場所が必要だったとでも考えますか?しかし、侍魂の真剣化が技術論ではなく精神論に支配されていそうな点を踏まえればロッカーボールテクノロジーをもってしても如何ともし難い存在を探していると考えられますまいか。
そもそもここまで科学技術がとんでもなく高度な世界観において、何で人間を侍の中核であるキーユニットに据える必要があるのだろうと、僕は考えていました。単に優秀な兵士を作りたいなら現有の技術で膨大な戦闘データや戦闘技能をインストールした完璧なロボットだってできるでしょう。また、ロッカーボールが最大限にこの世界の安寧の為に遺された不動明王の慈悲であるなら、敵を倒す為の最善手として人間ではなくより洗練されたデータベースを承認する選択があってもおかしくないのであります。
でも、そうではなくロッカーボールは人間を選別して元服させるのは、知識や経験といった人間のメモリー…つまり、記憶=脳の機能…ではなく、もっと別のものを欲しているからではないでしょうか。元服において人間の肉体はキーユニットに変化します。そして、そのタイミングでキーユニットの先端に侍魂と思われる球体が生成される描写が残っています。ここでキーユニットに変換されない…或いは変換できない…その人を形作る何か…こそがその人に宿る魂なのではないかと、僕は思うのであります。
ま…既に侍魂と言っちゃってますけど(笑)。侍魂とはロッカーボールの承認を受けた人間の魂が浄土ではなく現世(穢土)に固定されたものではないでしょうか。魂は六道を巡る不滅の存在と考えられますが、きっと何らかの事情があってデータ化できないのです。そして、それこそがロッカーボールが欲するものの正体であり、人の持つ情報では説明できない人間の大切な要素なのではないでしょうか?そして、侍魂でないと斬れない敵とこれから達麻や八丸は戦わねばならんということなのかなーと…うっすらとではありますが、僕は考えている次第です。
説法が侍の修行なら仕方ないッ!!(岸本先生に悪い事言っちゃったかも!?テヘッ☆(・ω<)
続きまーす!!