サムライ8 八丸伝 第9話「ふたりで…」感想⑦
「ハァー……
……
分かったよ……
一緒に行けばいいんでしょ
行けば…」(八丸)
<タン>「アン
…ロッカーボール見つけんの
オレと一緒に…」<サッ>(八丸)
「ご…ごめん」(アン)
「はい!
またまたフラれました!」(八丸)
「は…
速すぎるの…こ
こわいから
ゆ…ゆっくり飛んで
く…れる?」(アン)
「え?いいの…」(八丸)
「人の話は
最後までちゃんと聞け
これも教えたがな」(達麻)
「……」(八丸)
<スッ>「いざ…」(八丸)
「ま…まだ…全部は…ア…
アナタ…の思い通りに…には
ならない…から!」<スッ><よ…よいしょ>(アン)
「……」(八丸)
<カチャ>「フッ…」(八丸)
<ズズ…>「!」(アン)
「アン!
オレにしっかりつかまっとけよ!」(八丸)
「オレも全部は
お前の思い通りにならねーからよ!!」<ドウ>(八丸)
「キャ…キャアー~~~~!!!」(アン)
「…あの2人
うまくいきますかね?」(葉芽道)
「そうなってもらわねば……
……
銀河が滅びるだけだ」(達麻)
確かにアンちゃんの八丸に対する態度はもう絶対にイケる!!と思えます。もし僕だったら完全にアンちゃんは「据え膳ちゃん」という名前になって美味しーく戴きますが、残念ながら似たような体験…これまで一切なしッ!!<キリッ>ま…こんなにめんこい女の子とここまで近しい関係になれて、剰(あまつさ)え2人っきりでしけ込める…ロッカーボールを探しに行けるなんて、この幸せ者ーッ!!という感じです(笑)。しかし本当に、後は若いお二人で…になっちゃいましたね!!(笑)
まだまだぎこちない2人だけど、早太郎に乗り込んだ2人が初々しくていい。アンちゃんの両腕が八丸にガシリと回されて、もうアンちゃんのお胸が八丸の背中にギュッと押し当てられていて、そりゃ早太郎だって飛ばす罠。もし僕が八丸だったら背中に全ての神経を集中して他の情報の入力は完全にシャットアウトしますけど…(笑)。それと早太郎の触手みたいなハンドルがアンちゃんの背もたれみたいなデザインになってて、これは早太郎のGJなんでしょうね。すごく優しいな…って思いました。
さて、ロッカーボールを探しに出た若い2人を見送る達麻と葉芽道が案じていますけど…何で八丸とアンちゃんが上手く行かないと銀河が滅びるんでしょうか?それはもしかして「勇」が創られないから?そんなに「勇」が大切なものと言う事なんですかね?そしてそれが八丸とアンちゃんの双肩に掛かっていると…。ん…ん…ん!!!!待てよッ!!!もしかして、そういう事なのかな!?何だかピーンと来ちゃったんですけど…。私…犯人分かっちゃったんですけど(仲間由紀恵風←犯人って誰!?その前に犯人て何!?)。
この後、八丸とアンちゃんは協力して見事にロッカーボールを発見します。そこで早太郎の外皮からスコップを造形する描写があるんですが、これは侍の鎧を造形する練習になるんだろうなー…と思いました。きっと、こんな感じに臨機応変に戦場で必要な道具なり武器を作るのが侍とキーホルダーの常なんでしょう。しかし、普通はスコップ一丁でこんな大穴掘れませんけど、そこは侍のサイボーグの身体の恩恵。それを傍らで見つめるアンちゃんの視線が微妙に変化していますね。
おっと…2人のラブラブな感じについつい引っ張られてしまって、問題の犯人…違ァ〜うッ!!!「勇」の正体について語らねば!!!勢い、忘れておりました(汗)。そうなんですよ!!ま…2人のラブラブデートに関しては次の感想でまとめるとしまして、ここでは2人の星(ボール宇宙域)に到着したアタさんのパートと合わせて考察しようかと思います。長旅でお疲れのところのアタさんには誠に申し訳ありませんが、お付き合い願おうかと思います(笑)。
「ボール宇宙域座標確認中…
目的地まであと12大尺です」(ナビ)
「あの…でかい方だな」(アタ)
「横の衛星の情報は?」(アタ)
「無雲(むうん)と呼ばれる衛星
生命反応なし」(ナビ)
「帰りに星を消す時に
こいつを利用する」<ドゴ>(アタ)
(待っていろ――)(アタ)
<ゴゴゴゴ>
(八角!!)(アタ)
<ゴオオオオオ>
しっかし、無雲と地球(仮)の距離がちッかッ!!今にも衝突しそうですけど、これでバランスしているようです。もしかしたら「宇宙戦艦ヤマト」のガミラス星とイスカンダル星のように双子星みたいな感じに二つの星で上手くグルグルと公転し合ってるんでしょうか?そして、その無雲に無事到着したアタさんですが、思いっきり刺さってますけど!!割れたりせずに、それにこんなに見事に衝突したのに軌道も変わらず、巻き上がった粉塵で核の冬を生むこともなく…大丈夫みたいっスね(笑)。
しかし、大丈夫じゃない…つーか、スルーできない事が幾つかあって…。一つは「帰りに星を消す」ってアタさんが言ってますよね。アタさんがこの星にやって来たのは「8人目の子」を奪取する為だったかと思いますが、つまりその目的が達せられたら、もうこの星に用事はない訳だ。そして、その目的の8人目の子の名前が「八角」とな!!!こらーッ!!「八丸」と違うんかーいいッ!!でもこれが、まさかキューブ宇宙域で「丸」を「角」と言う…みたいなオチではないと思うんですね。
そして、八丸は達麻がこの銀河を救う為の一環でやっとこさ見出した「1つ目の鍵」なのですから、それがアタさんの目的と全く無関係だとも考え難いです。何と言っても、アタさんが「八角」を確保したらこの星ごと消しちゃうんですもんね。…なので、アタさんが求める「八角」は「八丸」と一体の存在と考えるべきだと思います。そして、それに並行して達麻と葉芽道が八丸とアンちゃんの成り行きを見守ってたじゃないですか。そして、2人が上手く行かなきゃ銀河が滅ぶ…ていうんですから!!
ところで、サイボーグの身体の侍がよく食べると思いませんか?そう言えば、達麻は猫型ロボットのようですが、茶をすすり、アンちゃんの不思議な無国籍料理に真っ先に箸を着けましたっけ。何で彼らがこんなに食べなきゃなんないのかは、まだ何も明かされていません。しかし、お腹が空くようですし、腹が減っては何とやらで、まるで人間の生理をそのまま継承しています。僕はそこから人間の欲望を残す事で戦うモチベーションとしているのだと解釈しようと考えております。
サイボーグの身体なのに食事をするという事実から、活動に必要なエネルギーを摂るのではなく、精子を製造する為のタンパク質やそれを動かす為の糖質が必要だからではないかと僕は考えています。この世界ではそれほどエネルギーには困っていないようですし、いろんな乗り物を見ましたが、コンパクトで高効率のパワーソースが存在しています。なので、食事で活動のエネルギーを摂取していないと判断しました。
なので、食欲以外の睡眠欲や性欲もちゃんと残してる…と、仮定しています。だから、いつかは八丸とアンちゃんにもアメリカンバッファローの大群が押し寄せて少年少女の目を眩ます必要がある描写があると思っていたんです。もしかして…ですよ。達麻や葉芽道が案ずる2人の行く末って、やっぱ2人が精神的にだけじゃなく、肉体的に繋がる…つまり、性的な関係を結ぶという着地点を目指しているのではないかと思うんです。2人はいつか結婚して、子供を設けるんではないでしょうか!?それこそが達麻が目指す「勇」の正体ではありますまいか?
そして、その子の名前が「八角」なのではないかと、僕はふと思い当たった訳です。アタさんと一緒にいたニリ姫ですが、ただの千里眼ではなく未来が見通せて、この先、八丸とアンちゃんの間に生まれる新しい命である2人の子の名前…「八角」を予言したんじゃないでしょうか?その子が生まれないと銀河が滅びてしまう…という事なんじゃないですか?そして、アタさんはその子を奪って銀河を滅ぼそうとしてる…と。この場合、「八角」の元である八丸とアンちゃんを奪取しちゃうって事なんですが。
でも、これでアタと達麻が全く違う原理で行動してましたー…となったら、卓袱台返しくらいじゃー済みませんからね。ま…震えながら月曜日を待ちますよ(笑)。ところで、本当に余談ですけど、アタさんのナビの声ですけど、やっぱアタさんの腹話術であって欲しいと僕は思っています。個人的にはいっこく堂さんみたいな芸風が希望です。それでアタさんが相棒の人形とか連れてたら、もう一瞬でファンになっちゃいますが、そんなキーホルダーだったら間違いなく合ゥ〜格〜ッ!!ですよね(笑)。
でも、アレだ…普通に考えると、「八角」って八丸のパパの名前だよなー…と冷静に考えればそうなるので、以上の考察はお忘れください(笑)。一つの読み物として楽しんで頂けたら幸せに思います(笑)。
youtu.be 続きまーす!!(あと一つ…ふうッ)