サムライ8 八丸伝 第11話「ふざけたマネを」感想②
(アタと父親
…旧知の間か…訳ありだな…)(達麻)
<ボテ>「!」(達麻)
「……!
ほう……師匠が持っていましたか」<スッ…>(アタ)
(まだ…動けぬ)<コロ><コロ>(達麻)
<ザッ>「これはもう我ら烏枢沙魔流のものだ
返してもらいますよ…師匠」<スッ>(アタ)
「!?」(葉芽道)
「バク姫の件では失礼をしました
これも全て我々の計画のため傷心お察ししますが
ご理解下さい」<スッ…>(アタ)
<ギリッ>「!!!」(達麻)
第6話「運命の侍様」で八丸が達麻の姫について質問した時に、達麻が「拙者の…事はいい……」と濁したのは、きっとアタさんの言う「バク姫」と関係…って言うか、思いっきり達麻の姫様ですよね。この感じ…これだとアタがそのバク姫を殺しちゃったんじゃないかと読み取れます…が、それをこんなに丁寧で落ち着いた口調で謝るけど…慇懃無礼(いんぎんぶれい)にも程がある!!その前に突然斬りかかって大きな損害を負わせておいて、この平身低頭っぷりが逆に心が伴ってないぞー!!
アタさんは今の達麻のニャンコ先生モードを初めて見たと言ってますんで、もしかして、「バク姫の件」では達麻も今のニャンコ先生モードじゃなくて、ネトゲのムービーに登場したイケメン侍だったのでしょうか?その頃、烏枢沙魔流からバク姫を守りきれなかった…という事なのでしょうか。そして、その悶着が達麻がニャンコ先生モードに姿を変えてしまった原因なのかなー。きっと、アタさんと達麻の間にはいろいろな物語があるんだろうとは思います。だからこそ、アタさんの態度が鼻につきますね。
余談ですが、「無比力」でググると「無比力夜叉」というのがあって、それの別名が「阿吒嚩迦(あたばか)」というそうです。多分、これがアタさんの名前の元ネタだと思いますが、アタバカ…って(笑…「アータヴァカ(Āṭavaka)」なんだけどね)。「無比」は「比べるものがない」という意味があるので、アタさんは力自慢の侍なのかな?ガタイもデカイし、色も黒いし、こりゃ原宿で服屋の呼び込みしてるB系の黒人さんみたいに暗闇で迫られたらおしっこチビるよねー…きっと<アッ…(☆☆)>。
しかし、達麻と八丸の修行をこれまで見て参りましたが、達麻はきっとあんな風にアタさんにも教えてたんですよね。時に優しく、時に厳しく…僕は自分が子供の頃、達麻みたいな大人が何かを教えてくれたらどんなに幸せだったろう…と、胸を熱くしましたが、きっとアタさんだって達麻を喜ばしく感じてたと思うんですよ。それが今は金剛夜叉流と烏枢沙魔流に別れて殺り合わねばならんというのは余りにも悲しいです。そして、その斜め上を行くアタさんの上から目線の態度があー鼻につく!!
土下座してるのに、いけしゃあしゃあと見下せるってなかなか出来ませんて(笑)。それ程、アタさんは強いという事なんでしょうが…。しかも自性輪身の状態でこれですからね。まだ何も説明がありませんが(説明すると説明ばっかと言われますんで…)、侍魂を核にして自分の分身を作り出す技術だと思うんですが、本体の何割引きでしょうから本体のアタさんはもっとスッゴイんでしょうね。一体、お前は誰のお陰でそんなに強くなれたんだよ!!と面と向かって言ってやりたい!!(怖いけど)
達麻もバグ姫の件や、アタさんの慇懃無礼な振る舞いなどがいろいろと癇に障って<ギリッ>と歯ぎしりしちゃったんですよね。猫の歯の歯ぎしりが本当に<ギリッ>となるとは思えませんが、そんな音がしちゃうくらい達麻は腹に据えかねたものがあるという事なんですよ。それを汲み取れば汲み取るほどアタさんの態度が頭にくる→腹がたつ…。でも、こんなアタさんに育てたのも達麻だから、全てじゃないと思いますが、達麻にも「脛に傷」があるんじゃないでしょうか?(あー気持ち入んない!!)
続きまーす!!