サムライ8 八丸伝 第11話「ふざけたマネを」感想⑧
「くそ!刀が!!」(葉芽道)←葉芽道、使えねーッ!!
「父ちゃん無茶だ!!
退がって!!」(八丸)
<ガッ>「!!!」(アタ)
「ハッタリじゃない!!!
オレは本気だ!!!」<ズオオオオ>(フルタ博士)
「!!!?」(アタ)
(なっ…!?何だ!?)(アタ)
「!!?」(達麻)
「!!?」(葉芽道)
(え…!!?なに…!?
す…吸い込んでる…!?)(八丸)
「こいつは
侍魂の消失装置だ!!お前専用のな!
いずれこんな日が来る事は
分かっていたからな!」<ズオ>(フルタ博士)
「ぐっ…」(フルタ博士)
「くっ…」(アタ)
(…これはかつて我々が開発を進めていた…兵器!
完成させていたのか!?たった一人で…!!)(アタ)
<ドサ>「ぐはっ!!」(フルタ博士)
(ならば…こいつの命も…!)(アタ)←コレッ!!
「ぐっ!」(命がつきるまでに…
消失させなければ…!!)(フルタ博士)
(己の体を改造したのか!?)(アタ)
「やめろ!!お前も死ぬぞ!!」(アタ)←おまゆう…キター!!
「はなからそのつもりよォ!!
お前を道連れにするために造って
おいたんだからな!!)(フルタ博士)
「父ちゃん…!!
何だよ これ…!?」(八丸)
「何 言ってんだよ!!?」(八丸)
<カッ>
「!!」(八丸)
「父ちゃん!!?」(八丸)
<プシュ~…>「くそっ…」(フルタ博士)
「ふざけたマネを…!!」(アタ)←お前がなー!!
「!!!」(……)←これが誰っ!?っていう
フルタ博士が第10話「ターゲット捕捉」で胸の観音開きを開けてたのは、胸の中央の穴ぼこに爆弾を仕込んだのでも、ましてや「八角」という小人を隠したのでもなかったのですね(笑)。しかし、まさかあの穴ぼこが侍魂の消失装置だったとは!?でも、アタさんがフルタ博士に斬り掛かってますが、上段から真剣化した侍魂を振り下ろしてるのを、フルタ博士が胸に仕込んだ侍魂の消失装置でどうやったら受け止められるのか?が、僕には分かりません。普通は上段からの一撃で頭割られてお終いですけど…もしかしたら上段だけに…冗談!!なんてオチではないですよね…アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ…
ま…ここは侍魂の消失装置の超強力な吸引力でアタさんの上段を無効化させた…と考えましょうか!?それに自性輪身の状態のアタさんは侍魂を核に実体化されたナンタラ粒子の塊みたいなもんですから、侍魂の消失装置の影響を強く受けるのでしょう。実際、フルタ博士は真剣化された侍魂諸共アタさんを吸い込もうとしてますんで、フルタ博士が「お前専用」と言ってるのは、アタさんの自性輪身対策の意味合いが強いと思われます。フルタ博士はアタさんが自性輪身で来ると予想していたのだと思います。
ところで、この侍魂の消失装置ですが、アタさん達烏枢沙魔流の一味が開発してた武器とあり、恐らくそこでフルタ博士が開発に携わっていたのだと思われます。アタさんもある程度、装置の仕組みについて知っている様で、侍魂の消失の代償に使用者の命が充てられるようです。しかし、アタさんに果敢に立ち向かうフルタ博士に「やめろ!!お前も死ぬぞ!!」って、ア〜タ!?…今さっき上段振りかざした刀を豪快に振り下ろしたお前がァー…お前がそれを言うかーッ!!??と、思うのは僕だけですか!?(笑)
ま…しかし、アタさんを全部吸い込めずに動作が終了してしまって、フルタ博士が怖気付いた感じはないので、侍魂の消失装置に何らかの異常が発生したのでしょう。フルタ博士がアタさんのところで開発してた頃も未完成だったようなのでいろいろと問題があったのでしょうし、自性輪身のアタさんは別にして、通常は侍魂を吸い取られるだけで侍は残りますから、侍魂の消失に使用者の命が一つ必要なんて自爆兵器は効率が悪過ぎるので、開発を断念したと考えるのが妥当かと思います。
きっと、お蔵入りして眠っていた技術を自性輪身のアタさん専用にフルタ博士が実用化したのでしょうが、結果的にアタさんを完璧に吸い込み切れなかったのですね。でも、アタさんもかなり弱ってるので八丸がアンちゃんにいいとこ見せるにはバッチコイの状況ですが、最後のカットの「!!!」の吹き出しが、フルタ博士でもなさそうですし、仕込み斬りの傷を絶賛回復中の達麻が間に合ったのか?はたまた、大外一気に貼り付けの刑から抜け出した葉芽道が飛び込んで来るのか!?
或いは、アタさんにサクッと蹂躙された不死身の無尽…ムジンさんが、散体した挙句、ロッカーボールやキーユニットを切り刻まれた状態から復活してアタさんに一矢報いてくれたら気持ちいいと思うんです。ムジンは何らかの特異体質で不死性が高いとか…無残にやられてしまったサ姫が物凄い回復力を持ってたりしてムジンさんをサポートするのでもいいし…。あんだけムジンが「不死」だと、達麻やアタさんが強調してたんですから、逆にそうじゃなきゃ、あれは何だったの!?ってなりませんかね。
しかし、半身を削られたアタさんの横っちょに童子切高綱の侍魂が転がってますけど、これまで一緒に消失装置に吸い込まれなくてよかったですね。何でアタさんがこの侍魂に拘るのか?も興味がありますし、八丸との関連なんかもあれば知りたいと思います。それと、九死に一生を得て死ななかったフルタ博士ですけど、消失装置の反動で死んじゃうようだったら、一か八かで馬侍のロッカーボールで儀式に挑戦したらいいと思います。うまく行けばパパ侍の誕生なので喜ばしいじゃないですか!!
第11話「ふざけたマネを」 ハチマル ケルベロス 了