サムライ8 八丸伝 第24話 八丸VS竜、再戦!! 感想②
「ハッ!!」<ガキン>(八丸)
(前回より速い!
アンの祈りの力か——…!!)(リュウ)
<ギキィィィィィン>
<グルン>(八丸)
<キン>
<ガクン>「!!?」(八丸)
「くっ!」(八丸)
「え!?」<グラッ>(八丸)
<ズルッ>
(離す!!)<グン…>(リュウ)
<ドッ>(リュウ)
「!」<ドサ>(八丸)
<ガッ>
「!」(リュウ)
<サッ>(八丸)
「オオオ!!」(八丸)
<ズッ><ギ>
<ガッ>
(刃の変化——!!!)(八丸)
<カチャ>(八丸)
(まだまだ!!)(八丸)
<ザッ><ガガッ…>(リュウ)
「!!?」(八丸)
(八丸くん!!)(アン)
「ハアァ!!!」(リュウ)
「!!」(ここまでか——!?)(八丸)
(いや…違うだろ!!)(八丸)
金剛夜叉流の倫理観はアンちゃんと兄・七志の一件で既に白日の下に晒されてましたのでもう何も言いますまい(笑)。しかし、八丸とリュウの殺陣(たて)ですが、ものすごくスピード感があっていい!!…とは思いましたが、例の「読み合いに関しては一流」の八丸が全く読んでないですけど、やはりちゃんと待ってくれる相手でないと出来ないようですね(笑)。いや…リュウの動きを先読みして八丸が動けてるからこういうスピード感のある殺陣が描けるのかと思ってると、八丸がリュウの侍魂の変化で崩されてすっ転んでしまいます。やっぱり全然読んでない…っていう(笑)。
そこでリュウが侍魂を振りかぶって八丸に襲い掛かりますが、早太郎が身を呈してその一撃を受けます…あれれーッ???何で早太郎は斬れないんだーーー???おかしいなー…(江戸川君風)。これまでリュウはキーホルダーと侍を一緒にスパスパ斬り刻んで来たのにーー(笑)。この描写…リュウが八丸や早太郎を斬りたくなくて侍魂の刃を鈍く加工して手加減したのであれば、一瞬でも逡巡する描写が欲しいので、それがないと言うことは早太郎の背中の装甲がソフトに見えますが、特殊な造りで侍魂の斬れ味を鈍らせる効果があったと考えるべきかと思います。でも見せ方としては地味ですかね。
ケルベロスはミリオタなので、こんな場合は戦車などに使用される反応装甲(Reactive Armour)の一種である爆発反応装甲(Explosive Reactive Armour , ERA)などを思い浮かべます。簡単に言うと相手の砲弾をそれを相殺する爆発で受けて当方の被害を抑える鎧(アーマー)なのですが、柔らかいマットレスのような装甲で受けて効果を相殺する見せ方よりも敢えて爆発で相手の一撃を弾き返すみたいな荒っぽい手法の方が派手で説得力があるのではないかと思います。この場合、早太郎が背中の装甲の表面を爆発させてリュウの侍魂を弾き返します。その時、達麻が「反応装甲(Reactive Armour)かッ!?」と合いの手を入れられれば完璧です(笑)。
その前に折角リュウは八丸を崩して転ばせたのですから別に飛び上がって大きなモーションで襲いかかる必要はなくて、ただ真っ直ぐに侍魂で八丸をブッ刺せばそこで軍配はリュウに上がった筈です。これは武道全般の悪手であり、「起こり」…つまり予備動作でありまして、これまでのリュウの戦いを見る限りではリュウらしからざる手ではあります。この時、リュウは八丸を崩す為に片方の侍魂をパージしていますから侍魂を融合させて刀身を伸ばす無拍子の突きが出来なかったのはありますけど、恐らく一歩踏み込めば現状(侍魂1個)でも刃は届いた筈なので解せない動きです。
八丸との模擬戦では散々突きを用いて八丸を圧倒したリュウですけど、バトルロイヤルの「鍵に傷を付ける」という判定要件に縛られているんでしょうか。それか徹底的に八丸に勝利する為に胴体か首をバサッと斬り落としたかったのか…何れにしてもリュウの立ち会いは不可解ではあります。それと八丸の「フレーム」がどうとか「バックステップ」とか何で出ないんでしょうか?週が変わったらまた別の人になっちゃったんでしょうか?今週の八丸にはゲーム要素が皆無なんですが、最強ゲーマーが単なる半人前の侍に退行してるんのは、またどっかで入れ替わっちゃったのかな?
何で毎回、設定がクリアされて一から始まるみたいな構成のお話になっちゃうんでしょうか?いつの間にか先端恐怖症も完治してるし、八丸は性格すら全然別人格になってしまって、登場人物の誰一人としてそれに突っ込まないし逆に「らしい」と言う始末。もう疑問ばかりです。僕の記憶違いかはたまた頭がおかしくなったのか?(本当にそれかも…)不安になっちゃいますけど、岸本先生ーッ!!大丈夫ですかー!!??(笑)週刊誌の入稿ペースってものすごくタイトだから、担当編集が「あれっ!?」っと思ってももうやり直しが利かないんですかねー。とても残念です(笑)。
続きまーす!!