サムライ8 八丸伝 第27話 目覚め 感想③
<バキッ>(弁形)
(こやつ多才だ!
その上パワーもある
このキーホルダーでは限界…
長引けば不利になる
眠気が来る前にカタをつけねば)(達麻)
「いい鍵持ってんだろ?
この程度かァ?
秘密は無しだ
さっさと魅せろよ!」(弁形)
「……」(達麻)
「おっと!
オレが秘密にしてちゃダメだよなぁ!?」(弁形)
<ズズズ>(降三世流 装変剣技)
<ガシャ>(軍荼利流 装填内技)
<ズズズ>(大威徳流 装甲外技)
<ズズズズ>(金剛夜叉流 装銃技)
「オレは4流派の剣技を網羅している!」(弁形)
(4流派の「装」を!?)「!!」(達麻)
「ぐっ!!」(電撃波か!?)(達麻)
<バチチチチチ>
「!!」(達麻)
<ヒュガ>
<ジャコッ><ドン><ドン>(弁形)
「鍵は傷付けたくなかったがな
代わりにこれで確実にいただく!」(弁形)
弁形は元降三世流の侍なんですよね。…なので、その経験をベースに他の3流派の「装」を獲得したのだと思います。しかしここで弁形はこれを「剣技」と称していますが、達麻は「装」としてる点がポイントかな…と思います。この世界の4流派は万物の根源である素粒子間の引力をコントロールするプログラムであります。侍魂とは素粒子間の引力を斬るデバイス(棒)であり、侍の鍵=キーユニットが再び引力を発生させてそれらを繋ぐデバイス(紐)。その時、前とは違ったつなぎ方で新しい物質を素粒子レベルから再構築する…それは藁灰から金塊を生み出す「錬金術」に相当する神業であると、僕は考えています。
『サムライ8 八丸伝』の連載当初はロッカーボール(星の結晶)とはナノマシンの塊だと、僕は考えていました。それがお話が進むにつれロッカーボールテクノロジーの真相が炙り出され、今ある物質に何らかの作用を及ぼすレベルではなく、物質そのものを再構築するレベルでロッカーボールが関与している事が分かりました。問題はその現象を引き起こす為のエネルギーの出所なのですが、その為に人間の命=切腹が必要になるんだろうと思います。そして、それを持続する為に侍は食事を摂る必要があるのでしょう。些か質と量が少ないように思いますがエネルギー摂取の効率が良いのでしょう(棒)。
だから…ウ●チが出ないのかな(笑)。ところで、弁形ですけど、達麻が「パワーがある」と驚いてますけど、そりゃそうででしょう!!こんなにガタイが大きいんですもん!!(笑)弁形は「鬼族」ですもんね。恐らく「人間族」に比して基本的なフィジカルが強いのでしょう。そして、切腹後、ロッカーボールテクノロジーによって「あるべき姿」を再現する際に鬼族の体躯を再現した…のでしょうが、それは弁形の個性であり、侍のメタモルフォーゼ(変態)の上限を規定してるのだと思います。この場合、「願望<現実」であり、基本的なメタモルフォーゼにおいて侍は現実を超えられないのでしょう。
僕がもし切腹して侍になれたなら、人気AV男優さんのイチモツを是非とも再現してもらいたいと心の底から祈ろうと心に決めていましたが、どうもそれは「願望<現実」の高い壁に阻まれそうで気持ちが萎えました(笑)。きっと、それと似たような落胆に襲われた侍様が多数(少なくとも四人!!)いらっしゃったんでしょうね。それで、ロッカーボールテクノロジーにハックした…。達麻だって侍ゲーをコーディングするくらいのスキルがあるようなので、この世界の侍様には相当のITスキルが備わっているのだと思われます。それが4流派の始祖ともなればまた格段のハッキングスキルがあった筈。
そもそもが侍の部式とはプログラムでありますから、何らかのコードによって組成されているのでしょう。それにアクセスし、改変する…或いはシェルで囲う。それに気付けた者が武神・不動明王のロッカーボールテクノロジーをカスタマイズできた…。それが4流派の起源であろうかと思います。だから、今は各流派ともイチモツの改造プログラムは完成させている筈なので安心しました<ホッ…>(←どんだけイチモツにコンプレックス抱えてんだー!!!!)。同じようにLGBTQのナナシくんも元服後にはしっかりと女の子の体をゲットできると思うので、是非とのそっちが得意な流派に所属する事をお勧めいたします(笑)。
装変剣技(降三世流)は恐らく柄骨をカスタマイズするコーディングだろうと思います。八丸が竜に侍魂を投げる時にそのままでは質量が足りないので腕を斬って飛ばしましたけど、このスキルがあればそれをする必要はなかったでしょう。他にも弁形は侍魂を槌のような形態に整形したり、登場して直ぐに薙刀状の柄骨を取り出していましたので元降三世流の侍らしく、この方面のスキルに長けている事が伺えます。そして、装填内技(軍荼利流)は体内(ラゲッジスペース?)の柄骨、あるいは武器を隠し持って発動するスキル?で、装甲外技(大威徳流)はマニュピレータの創造?
そして、金剛夜叉流の装銃技は銃器類の装備がお得意なようです。拳銃などの飛び道具が金剛夜叉流の専売特許なのか?否かが気になりますね。しかし、千隊長の部下のスナイパーが立派なライフルを披露してまして、千隊長が達麻に何ら反応しなかったので他流派であっても銃器の使用はできると思いたいです(笑)。二人があの時、解析AIで調べ合わないのが不思議ですが、めちゃくちゃ端折って進行を急いでた時期だったのでご容赦下さい(笑)。あー書きたい事が一杯でなかなか進みません。達麻の「装」という見解と、それを弁形は「剣技」とした部分の考察は次の感想にまとめますね。
続きまーす!!(散歩が楽しくてスミマセン)