サムライ8 八丸伝 第30話 潜入 感想①
「頭を下げて詫びる姿
オレにとっては一番侍らしく見えるよ」(八丸)
「……」(骨河)
「御免…」(八丸)
<ペコ>「アンを助けてくれて
ありがとうございます」(八丸)「色々ありがとうございました」<サッ>(八丸)
「八丸…お前」(骨河)
「八丸って…言ったか」(モブ1)
「!」(八丸)
「お前がいくら擁護しようと
こいつは————敵だ
信用できない」(モブ1)
「お前がそいつと一緒に行くってんなら
悪いが…別行動をとらせてもらう」(モブ1)
「…オレは
骨河の…いや本名はサンダだっけ?
こいつの秘密を知った」(八丸)
「もう
オレ達を騙すなんて
とても思えないよ」(八丸)
「ついさっき攻撃して来た…
名前を偽ってたヤローがか?」(モブ1)
「八丸……
お前の実力や実直さは認めてやる
だが新米のお前にほだされるほど
オレ達も甘くない」(モブ1)
「…親の仇を討ちたい気持ちに
偽りなんかあるわけねェーだろ!」(八丸)
「……」(三打)
「は…八丸くん…」(アン)
「……」(モブ侍)
ミスチルの「名もなき詩」の一節に「知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中でもがいているなら〜♫」ってところで、僕はいつも「自分らしさ」じゃなくて「自分」だよなーと思うんです。「自分」は「自分」なんだから、それに「らしさ」なんて付けなくていいじゃない!?そんなの…「らしさ」っていう前提をくっ付けてボヤかしてるだなんじゃねーの!!と、僕はいつも思うんですね。だから櫻井さんも「自分らしさの檻」としてるんだけど、これを「自分で決める」と言い放つ侍の八丸が言っちゃうのがもう何だかなーと、僕の琴線を激しくかき鳴らすのです(笑)。
何事も自分で決める…っていうのは何事にも自分で責任を持つ…という意味だと思うんですが、それが何で相手の感情まで勝手に決めちゃうように解釈されているのかが不思議ですが、百歩譲ってそれが「侍(というもの)だ!!」っていうのであれば、土下座して詫びる事が侍らしい(=侍っぽい?)のとは、ほぼ逆張りしてると思うんですよ。先週の文脈から「土下座=侍(ぶって)」みたいのが感じ取れるんですが、もしかして「自分で決める」のとは別の侍の側面なんですかね。しかし、それとこれが相反する内容だとどっちかが間違ってる事になりませんかね。うーん…日本語って難しいよ(カタコト)。
八丸が三打(骨河改)を擁護するのは多分…「…親の仇を討ちたい気持ちに偽りなんかあるわけねェーだろ!」に照準を合わせたお話の運び(のみ)だと思うんですよー。八丸はアタさんに8パパを殺されてますからね。その感情を三打の境遇を重ねて共感しているのでしょうが、そんなの八丸と一緒に旅をして来た子にか分かんないんだから、八丸がモブ侍に大見得切ったはいいけど、モブ侍だけでなく三打も「……」という反応でもう…失笑してしまった罠。三打だって自分が八丸に出会う前の8パパをアタさんに殺されたエピソードなんて知るか!?分かる訳ねーだろっ!!頭…大丈夫で・す・かーーー!!??(ブラジルのみなさーん!!聞こえますかー!?)
もしかして、この世界って出来損ないの群体がバラバラに生きてて心が繋がっていない僕らの住んでる世界と違って、完全な単体として人工進化された後の世界なの!!??(まさに理想の世界ね by 葛城ミサト)自分が考えてる事を一緒にいるみんなが共有していて意思疎通が100%確保されてるから自分の体験とか心情を見ず知らずのモブさん達であっても全部汲み取って共感してくれる世界なんです・かーーーー!!!???一切の「差異」を無くし、「個」を消す。あるいは「自我」の中にある「個」を取り込み一体化する…そんな坩堝(るつぼ)で人を溶かして混ぜ合わせるみたいな…気持ち悪い世界なんて御免だぜ。
これはねー…先に書いた「自分」と「自分らしさ」の違いにも当て嵌まるんだけど、お話の筋の中に一ミリも一ミクロンも「自分」が無いんですよ。自分がないからそれに「らしさ」を付けないと落ち着かないんですよ。「自分」がないから「自分」が考えただけで他者とそれが共有できると思っちゃえるんですよ。「自分」という核がないもんから他者との隔壁も保てなくて全て溶け合っちゃうんだろうね。八丸の決め台詞が悉く意味不明なのは決定的に「自分」が無いからだよ。でも自分が無いのに何で自分で決められんの!?何だか…誰かの悪夢を覗き見てるようで気持ち悪いですゥー。
ホントに八丸が侍だって言うなら、何で辺りのモブ侍に土下座して協力を要請しなきゃなんないのか!?って話ですよ。三打に共感してパパの敵討ちする!!って言うなら二人で行きャー済む話でしょ!!侍なら自分で決めて自分でやりゃいいじゃん!!三打連れて敵討ち行きゃいいじゃん!!何でここで誰かに助けを求めなきゃなんない訳!!??全てが甘えてんだよ!!このクソガキがーッ!!!!!!お前みてーな甘えたガキは家、帰って味噌汁で顔洗って出直せ!!!!!このゴミ屑のクソヤローがァ!!!!!って僕は思います(ハァ…笑)。八丸のクソさ加減。甘えきった生き方。mjd成敗しちゃうぞ!?(笑)
少年少女は間違っても八丸みたいになっちゃーいけません。こんな鼻くそみたいなやつ…シャバだとフツーに指先で丸められて<ピッ>っと弾かれて下水に流されますよ(笑)。しかし、扉絵の「偽りなんかあるわけねェーだろ!」(八丸)を受け止めるモブ侍達の鳩が豆鉄砲を食らったような目が、これがコントじゃなきゃ何なんだよ!!!と思わせるので、ホントに一刻も早く「八丸伝」はお辞めになって「八丸伝ごっこ」として活路を見出されてはどうでしょうか?岸本先生も晩節を汚す事なくこの作品から手をお引きになってセレブ生活を満喫される事を心の底からお勧めいたします(笑)。
続きまーす!!(「八丸伝」がスーパー堤防になる日がやってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!)