サムライ8 八丸伝 第34話 免許ダウンロード 感想⑦
「達麻師匠は…
金剛夜叉流の免許をオレが師匠から
ダウンロードすれば————
箱の仲間の位置が分かるって…
言ってました」(八丸)
「それは助かる
だが…寝ているな」(千)
「たたき起こすしかないな」(三打)
「やったけど起きないんだ」(八丸)
『キー言語『起こす』確認
八丸殿…私は達麻様のホルダー洋犬です
免許ダウンロード代行を達麻様から託されました』(洋犬AI)
「!」(八丸)
『ダウンロードを開始しますか?八丸殿』(洋犬AI)
<ガチャ>「うん!
頼むよ!」<ダン>(八丸)
「ダウンロードはものすごく時間がかかるのだ」(第17話「コツガとリュウ」)と達麻が一度、免許のダウンロードを渋ってるんですよね。あの時は「時間がかかるからこそ早く着手するもんだろ!!」と全国の至る所で大合唱でしたが(ウソ)、ホント…さっさと済ますべき案件でした(笑)。これって「達麻→八丸」でダウンロードするって事で達麻のプログラムをコピーさせて貰うんですかね?それとも達麻経由で何処かに存在する金剛夜叉流のサーバーにアクセスしてそこからプログラムをダウンロードするんですかね。ダウンロードする…ってんならサーバーからだと思うんですが、用語の用法が怪しくない?
ま…ここは八丸がクライアント(client)で達麻がサーバー(server)とも考えられますから、ダウンロードでもいいのかな?でも、これが可能なら達麻は自分の剣技(=プログラム)を誰にでも無限に提供できる事になるので達麻が量産できそうですが、それを印籠(ドングル)が制限してるんですかね。勿論、印籠の複製ができないようにしてあるんでしょう。やっぱ八丸が達麻を完コピしてもドングルがないから全ての剣技を使用する事はできないのでしょうね。大技・大気剣やこれまで達麻が披露した金剛夜叉流は免許皆伝技の筈だから初歩用印籠要らずの剣技のみ八丸は使用可という事なんでしょうね。
八丸が使用可能な初歩の金剛夜叉流には例の「装」(装は弁形でも使用可能だった)もあるでしょうから、このダウンロードが終わったら八丸もハンドガンを早太郎から提供されてぶっ放せるようになるのでしょう。それに達麻は八丸に何一つ教えてませんからこれまでは八丸が見よう見まねで真剣を振り回していたのでしょうが、ホントは金剛夜叉流の「型」(=合理的な動き)がある筈で、最低限それだけでも先にダウンロードすべきだったと思えてなりません。尤も斬られても死なないからどうでも良かったのか?達麻が常に八丸を護ってたかというとそうでもないので、ホントに達麻は八丸を大切に思ってないですよね。
きっと八丸が烏枢沙魔流に取られるようなら達麻が八丸を散体に追い込む手筈だったんですよね。八丸が死んで散体しちゃえばキーユニットを粉々にするか候剣で切り刻むかして隠滅できますから、そうなれば烏枢沙魔流の「合鍵計画」は取り敢えずご破算にできます。義常の鍵の扱いがテキトーで散体した侍のキーユニットが「箱の鍵」として通用するのか?確認が取れてないのでアレですけども、それでも「箱の鍵」として通用するなら達麻が取り込むかして何とか運んだんだろうな。達麻が八丸を放置してたのは覚醒待ちで、白く輝く刃の回で達麻が嬉々としたのは八丸をやっとこれで…バラせる!!と思ったからかもね(笑)。
しかし、軍荼利流の千ちゃんの目の前で金剛夜叉流のトップシークレットとも言うべき免許皆伝の印籠付きの鍵が晒されるのも気分のいいものじゃありませんね。ここが洋犬の内部だから少しでもおかしな真似をしたら洋犬が自動的に始末するから大丈夫なのか?千ちゃんが本当に善良なのか?いろんなところでいろんな設定がガバガバなので心配性になって仕方ないです(笑)。でも、こうしてようやく八丸への免許のダウンロードが始まったのはめでたき事であります。思えばこれまで掛け声専門で何もしなかったのは八丸が何も持ってないから出来なかったんだよなー。だからこそ早くダウンドードを!!と口を酸っぱくして(ry
<ズズズ>
<ガチャ>
『繋げて下さい』<ズズ…>(洋犬AI)
<カチャ>(八丸)
「!」(八丸)
『解説しましょう
金剛夜叉流の免許とは
武家諸法度という旧世代の伝承
単一アルゴリズムであり
それにより構築された
ドリルシュミレーションを…』(洋犬AI)
「あ~~~
それも師匠からの伝言だよね
ちょい説明長いかも」(八丸)
『その通りです』(洋犬AI)
「真っ暗で何も見えないけどォ?」(八丸)
『”目を閉じて座禅を組め…
さすれば自ずと見えてくる”
との事です』(洋犬AI)
「……」<スッ…>(八丸)
「だが安心しろ…
大気剣を会得するには
全ステータス900以上が必要だ
…”カリスマ”以外のな
しかしお前の”引力”は凄まじいものがあるな…
こんな数値は見た事がない」(達麻)
今話は内容が濃くておもしれー!!と思って感想を書く手も捗ったのですが、ダウンロードのエピソードに進むといきなり説明が始まってまた新しい設定が出て来て<ゲッ>っとなりました。おまけに「ステータス」(数字がめちゃくちゃで項目ももっと考えろや!!のレベル)とか出て来て、トドメが「カリスマ」であります。この作品はリアルの世界で使われている用語の意味と作中のそれが違うのに、「カリスマ」だけ出されて「カリスマ!!カリスマ!!」(←イメージな…イメージ…)って連呼されても意味不でお話に着いてけません。折角、面白い回だったのに最後にズッコケて残念でした。
それに達麻と八丸のステータスを対比してますけど、これまでのお話(←例の八丸上げ案件)とどうしても辻褄が合わない事が出るわ出るわ…何より分かんないのが大気剣の習得要件です。「(カリスマ以外の)全ステータス900以上が必要」のとこなんですが、達麻の勇が100な時点でアウトですよね。これは①「カリスマ以外」が「勇以外」なのか?(誤植)②「全ステータス」って言うのが「カリスマ以外の数値を全部合算(した数値)」の意なのか?のどっちかだと思いますが、もう少し分かりやすく書けやーッ!!と思います。…ってか、こう言うのは校正で引っ掛けて潰しておきましょうや。誰も疑問に思わないの?何やってんの?って思います。
そもそもステータスの項目も「腕力」と「素早さ」なんか項目の取り上げ方がマチマチ杉で…何から引っ張って来たんか知らんけどテキトー…と言うよりはもう…めちゃくちゃです(笑)。それと「アンとの”勇”により全てのステータスを今のところ「8倍」まで底上げできる」とあるけど、その数値がステータスの「勇」の”8”(八丸)なのかな(だったら達麻は100倍になっちゃうかー)。千ちゃんが褒めた八丸とアンちゃんの勇が”8”って言うのもアレだし、もしかしてこれも八丸の「八」にちなんだだけ<テヘッ>…だったら、ホントのホントのホントに「何…言ってんだ!?こいつ!!」ってなっていいレベル(笑)。
もう愚痴ついでに書かせて貰うけど、「ここではお前が想像したままに…」と猫師匠がイケメン達麻に変化してるけど、八丸は何も想像してないよね。達麻が勝手に操作してイケメン化してるようにしか見えんけど、達麻は今スリープ状態にあるから、それで洋犬AIがダウンロード代行をしてるだから眠ってる筈の達麻が主体的に動いたらダメじゃん。起きてんじゃん!!ウソ寝かよ!!ってなる罠(笑)。もしこれが洋犬AIが達麻をエミュレーション(本来の仕様と異なる動作環境で擬似的に実行させる)してるんなら一言断らなきゃ。ト書きでもいいし、洋犬AIの喋りに一言足すだけでいいんだから…。
漫画作品は「画」で表現しようよ!!って思うんです。特に今話は新章に入ってお話も面白くテンポもよく来てたところに、何でフィリップ(ステータスのボード)なんか出して説明を始めちゃうの!?ワイドショーかよッ!!(笑)八丸に膨大なデータが流れ込んでいるんなら映画の「マトリックス」の表現であった…眼球をREM(Rapid eye movement)睡眠時のように小刻みに動かすなどして高速高密度に経験を積んでる(訓練してる)様を描けばいいじゃん!!その時、背景に八丸が模擬戦してるとか、剣技の展示があるとか、いろんな見せ方があるよね!!何で文字で説明しようとしちゃうのよ??!!
それとやっぱ「カリスマ」はムカつく(笑)。リアル辞書では「超人間的・非日常的な、資質・能力。英雄・預言者・教祖などに見られる、民衆をひきつけ心酔させる力」とありますが、勿論、それと同じじゃないだよね。勇や義が違うように。それを達麻がドヤ顔で「カリスマ以外のな」とか喋ってるの見るとイラつくつーの(笑)。そんな詰まんねー話をする前にちゃんと作中のカリスマの意味を説明しろや!!余計な説明はダラダラと垂れ流してる割に肝心の部分は放ったらかし…ってこれが意図した焦らしなのか?単なる健忘なのか?いい加減にしないと不動明王にこっ酷く叱って貰えるようにお参りに行っちゃうぞ!!<賽銭チャリ〜ンッ>
続きまーす!!