サムライ8 八丸伝 第42話 次の流れ星 感想①
<スッ>
「これは…逆だ」(一角)
「逆?」(二角)
「オレ達が
八角に吸収されてるんだ!!」(一角)
一角~七角の「内なる宇宙」において八丸の能力の還元が行われていましたが、一角らのキューブの欠損(黒い穴)が一向に埋まらず、代わりに8個のキューブが寄せ集まり大きなキューブ(正六面体)が組み上がって行きます。一角はそれを見て「八角に吸収される」と焦っているようですが、別に吸収されてないよなー…と僕は思いました(笑)。烏枢沙魔流の「合鍵計画」でフルタ博士(8パパ)が拵えたデザインチャイルドが一角~七角で、その時、アノマリー(anomaly)として八丸が発生しましたが、きっと彼らの原本になる素体(「パンドラの箱の鍵」の素養を備えた剣士)が存在するんだろうと僕は思います。
そもそも彼らは一個の個体だったんですよ。その個体の「箱の鍵」に関わる遺伝子配列を「鍵穴」に合わせて変化させて一角~七角(○角シリーズ)を造る…それが「合鍵計画」の骨子だったのでしょう。この時、烏枢沙魔流は「棘星=マンダラの箱」を確認していて、当然その何処かにある「鍵穴(キーユニットが挿さる穴)」…を確認していたのだと思います。先ず「鍵穴」ありきでないと、その「鍵(=キーユニット)」をデザインできません(汗)。恐らく、烏枢沙魔流は天然の「鍵」である剣士を確保していて、その剣士の遺伝子情報を素体にして○角シリーズを生産したのだと思います。そして、それは○角みたいな少年だった…。
元々、○角シリーズは一個だったと考えれば、今、○角シリーズの「内なる宇宙」で起こっているキューブの集結は八丸による○角シリーズの「吸収」ではなく「統合」であると、僕は思います。一角~八角(八丸)のキューブが寄せ集まる大きなキューブとは一個から一部を改変されて複製された個性の集結を意味していて、これによって歪だった(…と思われる)八丸を含めた○角シリーズの個性(性格や能力)が統合されて、主に八丸にあった問題が解決されていくのではないかと、僕は考えます。また「箱の鍵」としても一本化されて、マスターキー…「全ての鍵穴に適合する鍵」が完成する可能性を感じます。
しかし、「棘星」は「マンダラの箱」であると同時に不動明王の「ロッカーボール」でもある訳です。それをどう解釈するかの問題も残るかと思います。箱の開け方…と申しますか、「7つの鍵」がなければ蓋が開かない「箱」である「棘星」が同時に「ロッカーボール」であるとするならば、その何処かには「切腹刀」が刺さっていて、それによって適合者が切腹したらどうなるか?という疑問であります。僕は「棘星」の何処かに刺さっている「切腹刀」を見つけ出した何者かが「切腹の儀」を行う展開が残されているのではないかと期待しています。そして、それができる可能性が最も高いのは苺ちゃんです!!
苺ちゃんには心眼が備わっていますから、「棘星」の何処かに存在する(かも知れない)「切腹刀」だって見付けられるでしょうし、何より花一さんが「(苺ちゃんは)銀河一強い侍になる娘だ」(第36話「花一と五空」)と太鼓判を捺しています(笑)。明らかに苺ちゃんは花一さんが期待する最終兵器・彼女なのですよ。きっとそうなる為の「覇王の卵」(ベルセルク)が「棘星」(不動明王のロッカーボール)なのだと思います。それに苺ちゃんはまだ生身の人間です。侍の構造から「切腹の儀」は一回こっきりの二度漬け禁止(切腹しても傷口が塞がるから)ですので、苺ちゃんと三打しかその余地がないのでハチマルは一も二もなく…苺ちゃん推しです!!(笑)
続きまーす!!