サムライ8 八丸伝 第7話「出会い」感想④
「…八丸という名の少年に
心当たりってありますか?
我が城下の忠道場で
盗賊を倒し姿を消して…」(ウーン姫)
「ちょうどその子の話を
ムジン殿としていたところだ」(サ姫)
「さよう」(ムジン)
「え!?
おふたりが話題にあげる…侍って…
いったい何者なんですか!?」(ウーン姫)
「安心しな
敵の流派でも…ましてや
まだちゃんとした侍でもない
偶然侍になった小童(こわっぱ)だ」(サ姫)
「偶然?」(ウーン姫)
「そちの所に居る
見習いのアン…
己のロッカーボールを
失くしていよう?」(サ姫)
「え!?
初耳…ですけど!」(ウーン姫)
ウーン姫が衛星軌道上のサ姫との通信回線を開きます。サ姫の相方の侍の名前がムジンというそうです。既に徳利片手におちょこで一杯始めてます(笑)。きっと熱燗ですよね。日本酒の香りがして、透き通った喉越しがいい。僕もムジンみたいな熱燗が似合うジジイになりたいなー。ツマミや肴の類はなさそうなので、こういう人は手の甲の親指の付け根あたりに塩を乗せて、それを舐めながらチビチビとやるんですよね。僕は今もビールと焼き鳥派で飲む時はガンガン食べます。お肉が大好きで、マイバスの安いステーキ肉を低温調理で仕上げるのが最近のお気に入りです。
しかし、侍がお酒飲んで酔えるんですよね。食べ物を食べて美味しいと感じるのと同じ理屈で。しかし、飲食で身体に取り込んだ物質はどういう風に処理されるんでしょうか?消化吸収とかするんでしょうか?そして最後に排泄されるのか?つまりう○ことかお○っことかするんすかね?ま…そういう生き物としての生理が残されている…つーところが、侍を侍として立たせる原動力の一つなんだから、強面のムジンだって、きっと催したらコソッとおトイレに行くと思います(笑)。でも、年取ると夜中に何度もトイレに起きるの辛いねん(笑)。
「では……」(ウーン姫)
「そう…そのアンの失くしていた
ロッカーボールで侍となったのが
「八丸」という少年だ
つまり…
その少年を探すなら
アンに導き役をさせなさい
お互いまだまだ
だらしのない子供達だけれど
強い引力を持っている…
すぐに引き合い見つかるだろう」(サ姫)
サ姫は千里眼があるから八丸の事が詳しく分かるようです。それと「敵の流派」というのが、ケーキ戦車の残骸の前で葉芽道達が心配してた例の「烏枢沙魔流」ですよね。この世界では金剛夜叉流と烏枢沙魔流が鎬(しのぎ)を削っているのでしょう。しかし、銀河を守るという大きな「義」があるにも関わらず、侍同士で殺し合わねばならんというのはどうしてなんでしょうか?このお話で…葉芽道がアンちゃんに「この世には悪しき侍と姫もいる」と言ってるんで、「善」と「悪」で戦わねばならない事情がありそうなんですが、そんな事してる場合なんですかね。
そもそもロッカーボールとは不動明王が銀河を守る為に残した遺物なんですよね。なのに何でそれを邪魔する為に侍を創れるんでしょうか?しかし、葉芽道や達麻の金剛夜叉流が「善」で、烏枢沙魔流が「悪」であると、葉芽道の意見に引っ張られていますけど、本当にそれでいいんですかね。でも、「何とかに刃物」と申しまして、刃物は扱う人によって善い事にも悪い事にも使えるんですよね。侍のベースとなるキーユニットは人間を元に創られるから、そういう弊害が生じるのも仕方ないのかも知れません。
しかし、急がないと如何な金剛夜叉流の始祖・夜叉さんと言えども持ちませんて(笑)。達麻がその勅命で動き始めて50年でしょ。普通のオッチャンだったらもう定年して膝の上に猫乗せててもオカシクないんだから!!達麻だって本当は縁側で丸まって寝て居たいだろうし(笑)。でも、いろいろと謎も多いですけど、そろそろしっかりとしたチャンバラ(”ちゃんちゃんばらばら”の擬音が語源のようです)を見せて欲しいです。いろんな説明とかあると思うけど、もうお腹いっぱいで入りませんので(笑…そーだ!!そーだ!!by 夜叉)。
ところで、サ姫がウーン姫に八丸とアンちゃんをして「だらしのない子供達だけれど強い引力を持っている」と告げるカットでムジンが美味そうにお酒を飲んでますけど、これってサ姫とムジンも同様の関係で強ーい引力で結ばれてまーす!!っていう気持ちを表しているんですよね。八丸とムジンは似てるとサ姫は言ってましたものね。『サムライ8 八丸伝』は岸本先生がネームを書いてらっしゃるようですが、漫画の場合はセリフだけじゃなくてコマ割りとかラフまで含めてると思うので、その程度の情報は一コマにぶっこんで来ると、行間読みとしては思うんですよねー。
続きまーす!!