サムライ8 八丸伝 第27話 目覚め 感想①
<ズカッ>(八丸)
「失望されたかどうかを…
自分で決めるだと!?」(骨河)
「何でそう強がる?
お前バカか?」(骨河)
「侍とは何事も自分で決められる者だ」(達麻)
「だって
そういう奴が————
侍だからな」(八丸)
画が上手いから納得しちゃいそうになってけど、やっぱ言ってることがおかしいよ!!(笑)何事も自分で決められるのが侍…っていうのは武人として相手の生死すらも決しなければならない…つまり殺さねばならないし、相手が自分の死を決する事もある!!っていう命に対する敬意の表明なんではないかと思うんですけど、それを相手の気持ちとか感情まで拡張するのはその真意を曲解してるとしか思えません。少なくとも他者に対する敬意がありません。もし侍が皆、八丸のような考えなら間違いなく世界は乱れに乱れまくる筈です。もしかして、そういう訳で今があるのかな(笑)。
しかし、侍だから何事も自分で決めるって乱暴過ぎませんか?そもそも、それを侍本人がそれを口にするって不遜過ぎませんかね。もしこれが侍の周りにいる人々がその侍の人徳に惚れて、これを言うなら分かりますよ。この人なら…この侍様なら全てを託していい!!…他者からそのくらい信頼される存在になりなさいよ!!という意味なんじゃーないですか?僕はそれが「誰のために、何の為に」だと思うんですが…。悲しいかな…これまで侍が一般市民を何者から守って戦うとか1ミリもありませんでしたからね。確かに無雲の落下を阻止したりしましたけど、あれ…お城を守ったんだよね(笑)。
ところで…あんだけいた人型ホルダーとやらですが、あっさりと沈黙しちゃったようですけど、何だか下界はまったりモードに突入してますね(笑)。今週は何気にカッコいいシーンが多くてワクワクしてるですけど、このまったりした最初の3頁って要らないんじゃないでしょうか?こんなにあっさりと鎮まってしまうのも変だし、大した事となくチャチャッと片付いたんですぅ〜ってんなら最初からやるなよ!!です(笑)。もういきなり「達麻VS弁形」で楽しませてくれて良かったのに。そしてこの3頁を戦闘シーンに割り振ればもっと分かり易く描けたんじゃーないですか?
戦闘シーンが頁…二枚一遍に捲ったか!?と疑ぐるくらいワケワカメな時がありますよね。そこんところがもう少し是正されれば画力は週ジャンに止まらず、日本の漫画界でも間違いなくトップクラスですからいけると思います。今話の「達麻VS弁形」はすごくいけますもんね。弁形の外装が剥がれて無数のキーユニットが乱れ髪のように靡いたカットなんて惚れ惚れしましたもの。もうこのワンカットで弁形が好きになるくらい!!それと同時に漫画の凄さを僕は感じました。これがあるから漫画は辞められないんだと思いました。今週は書くよ!!書きますよ!!『サムライ8 八丸伝』…すごく良かったぞ!!
続きまーす!!