サムライ8 八丸伝 第27話 目覚め 感想⑤
「思った通りだ」(達麻)
「お前も弟子を利用して
ここに金儲けに来たんだろ?
何が違う!」(弁形)
「半分は当たってる
耳が痛い」(達麻)
「ケッ!」(弁形)
「ただ
あの子との繋がりは
無機質なコードじゃない
厄介だが目に見えぬものだ」(達麻)
「御託はいい!
次は圧倒的恐怖を感じさせてやる!」(弁形)
<ズオオオ>
<ズズズズ>
「!」(アレは星じゃなく
奴のホルダー船か!?)(達麻)
<ズズ>「こいつは最強のホルダー
鬼若丸だ!
お前もしってるだろ!?」<ズズ>(弁形)
<ヒュ>
「!!」(達麻)
<フワッ…>「くっ…」(達麻)
「鬼若丸の斬撃をかわせば
下の連中はいずれ死ぬ
どうする!?」(弁形)
(侍——義経の鬼若丸!
なぜこんな奴が!?)(達麻)
『ダメージ蓄積40%…
1分後スリープモードに入ります』(解析AI)
火曜日スタートだったから押せ押せになっちゃった(汗)。今日明日で最後まで書き切りますね。さて、「達麻VS弁形」ですけど、サクサクと進んでちょっと淡白な展開ですね。折角、弁形が4流派の「装」まで出したのに一瞬でひん剥かれてしまって、今度は奥の手の鬼若丸が登場したけど、もうちょっと時間を掛けないと弁形が雑魚に見え杉ちゃう…し、立場が行ったり来たりするのを…シーソーゲームと言いますけど、ギッタンバッコンのリズムが速過ぎてこれじゃーシーソっぽくないもんね(笑)。それにここは…普通は弁形のターンの鬼若丸の全貌が明かされる直前で「続く」になるとこじゃーないでしょうか?
アンケで「展開が遅い」にチェックが入ってるんですかね(笑)。岸本先生は特別枠なんだからアンケなんか気にしないでいいのにね(笑)。それより戦闘シーンをもっと丁寧に描き込まれた方が読者は嬉しいです。ここまで…こんだけ醜態晒しても打ち切られないんだから、中途半端にアンケに影響されて展開端折るとか意味ない事せずに、「侍+SF」の戦闘シーンを思う存分描けばいいのに…。義経の所在が不明ですが、これがバトルロイヤル編のラスボス戦なんだとしたら、凄くいいとこなのにどんな風に戦ってるのかよく分かりませんもん。ここ…端折ったらダメでしょ(笑)。
ところで達麻が八丸との繋がりを「無機質なコードじゃない」とした後、「厄介だが目に見えぬものだ」なんて言ってますが、これって弁形が「コード」で他者のキーユニットと繋がってるのを揶揄(やゆ)したんですよね。一瞬、プログラムの「コード」かと思ったんですけど、それだと見えなくて当たり前ですし、モニターの文字列を指してる可能性もあるけど、そういう風に侍がコーディングしてるシーンが無かったからね。ま…達麻は(お前の繋がりなんかより)もっと凄いもので繋がってるんだぜ!!って弁形に言いたかったんでしょうね。でも、それを弁形は「御託」と一蹴(笑)。
何だか達麻の喋りが(猫なのに)「負け犬の遠吠え」みたく聞こえて、弁形を否定しまくるのが小ちゃい…というか、弁形を認めちゃうと八丸が保てないみたいな危機感があるように感じられます。免許をダウンロードできないような貧弱な鍵しか持たなくてもアイデアを駆使して努力し続ければ強くなれる!!っていう弁形の生き方を達麻はワザと見ないようにしてるんじゃないでしょうか?確かに八丸はデザインチャイルドだから侍としてのポテンシャルが高いんでしょうけど、人間としてはこんなのと繋がりたくないよ!!って思えるくらいのクズ中のクズですもんね(笑)。
ところで、達麻が弁形を「弱者」というのは分かるけど「卑怯者」というのはよく分かりません。惑星・見下に1500人もの侍が集まったけど、みんなそこそこ卑怯だったし(笑)。「先ず姫を狙う」のが定石の侍の何処に「卑怯」という倫理観が存在するのか?1話全部使っていいから説明して欲しいです(笑)。弁形が他者のキーユニットを奪ったのを達麻が咎めるにしても、達麻だって馬侍のキーホルダーを8パパのガレージから盗んだじゃん!!って思いますもん(笑)。ホントに弁形が言うように達麻のセリフって「御託」ばっかなんだよなー(笑)。しかしそもそも達麻と八丸の繋がりって言うほど深かったっけ?!
あ”ーっ!!!苦言ばかりでスミマセン。お話を戻すと、弁形の鬼若丸ですけど、それがあの目玉みたいな星だか船だかなんですよね。それで鬼若丸が弁形にリソースを提供してモビルスーツみたいな鎧を纏ったんですよね。確か星位大将軍のムジンさんも横綱級のキーホルダー・金翅鳥を従えてて、ライディーンみたいになって戦ってましたけど、番付風のどこかのクラス以上がこんな感じにパワーアシスト可の鎧になるんでしょう。それはそれでいいんですけど、こんなのばっかになっちゃうと侍が戦う意味が薄れて行く気がします。それに大きい方が有利になって、まさかそれを卑怯と言いますまいな(笑)。
…またさっきの苦言にループしそうになりましたが、その大っきな鬼若丸が出て来てまたシーソーが弁形に傾いたんですが、これを弁形が使える…って事は鬼若丸の柄骨を弁形が所有してるって事だ。そして、鬼若丸の鎧を纏った弁形の一振りが惑星・見下に傷を付けるんですが、その大きさが先の二つの傷に匹敵するので、バトルロイヤルの目印を惑星・見下に付けたのはどうも弁形らしいです。そうなると謎の侍・義経は何処に行った?…つー疑問が。弁形曰く、弁形は箱の鍵ではないようなので、達麻としては箱の鍵と思われる侍・義経に会いたいのにちょっと難儀な展開です。
義経が弁形に鬼若丸を貸して何処かに隠れてるのか、既に亡き者になっているか…或いは、鬼若丸を残して何処かに行ってしまったか?のどれかになると思うのですが、こんだけやって箱の鍵が居ませんでした!!っていうのもなー…と思います(笑)。全部うっちゃってあっちの方角にみんなで走っちゃえばそこまでですけど、何せあと鍵は「6つ」ありますからね。願わくば弁形が義経の鍵を何処かに隠していて、それを自分に繋いだ途端、暴走しちゃうとか、義経が弁形を乗っ取るとかのイベントがあれば…と思いますが、その前にもう少し戦闘シーンをテコ入れした方がよろしいかとー…。
続きまーす!!(結局、苦言で締めてんのな)