サムライ8 八丸伝 第28話 免許皆伝 達麻 感想⑥
「八丸くん大丈夫かな?」(アン)
「ニャン」(小太郎)
「!」(骨河)
<ガガ…>(通信が戻った!
弁が…勝ったか?)(骨河)
「!?」(骨河)
「お前の腹にあるもう1つの侍魂……
こりゃ間違いなく義経だ」(達麻)
「お前の知った事か!」(弁形)
「お前程度の鍵防御を
破れねーとでも?」(達麻)
『メモリーユニットに
ハッキングします』<カチャ>(解析AI)
「よせっ!!」(弁形)
「弁形…お前の秘密
全て分かった」(達麻)
「くっ…」(弁形)
「お前が義経を騙し
奴を「散体」に導いたのか
…骨河
いや…義経の息子を利用して」(達麻)
「ヘヘヘ…
…バレちゃあしかたがねェ
そうだ…」(弁形)
『オレが奴の全てを奪ってやったのさ!!』(弁形)
「!!?」(骨河)
地上の雰囲気がまったりしてて、まさかホントに弁形の手下って骨河一人だけだったの?!骨河があの数の人型ホルダーを指揮して戦ってたんだー(棒)。いくらモブとは言え1500余もの侍共を向こうに回して骨河一人で制圧しちゃうつもりだったんだー。はえーっ…。戦闘の導入部分で達麻の犬掻きで弁形が上空に跳ね上げられて戦線を離脱したのは想定外だったのかな?僕はこれまで大会に参加した侍の殆どが弁形のキーユニットコレクションを元に造られたNPC(Non Player Character)だと思ってたんですが、どうも普通に賞金目当てで集まった侍様みたいです(汗)。
1500人…というのもヤケに多いなと思ったので、弁形が公式発表を盛った可能性もあるけど、銀河が消し飛ぶかも知れない危機に直面してるとは到底思えないほど平和です(笑)。「義」とか「勇」が如何に大切かをこれまで作中で解いてきましたが、こんな金目の大会にワサワサと集まってくる侍共を見てると「勇」はまだしも「義」なぞ存在しないのではないかと思ってしまいます。そんな侍やそんな侍を認める世界が使い古したホルダーを廃棄する星で目当てにした10億の賞金も嘘だった訳で、どれだけ戦いを重ねても何も生み出されないだろうって無益さだけが残りました(笑)。
どうみても弁形の手下が骨河だけで、誰も散体しない大会のエンディングに主催者の弁形がノコノコと登場して身バレした挙句、達麻に斬り刻まれてしまいましたが、何処を切り取って拾い上げても全てが悉く間抜け過ぎて呆れます。こんな胡散臭い大会がネット社会でその正体を明かさずに回を重ね、今回も大量の参加者を確保できるのが納得できません。これまでの全ての参加者が大会終了後漏れなく散体させられなければ情報がネットで拡散しただろうし、毎回1000人を超える侍が失踪したとすれば、それだけでニュースになった筈。それで千隊長が捜査に来てたのかも知れませんが、何処にも納得できる要素がありません。
お話を読み込めば読み込む程、豆腐の上をソーッと歩いてるような気がして、それがどうも絹漉し豆腐だったみたいで歩き難い。例えば達麻が弁形のキーユニットにハックして情報を引き出していますが、この描写は第1話でもありまして、馬侍が8パパの脳にハックして童子斬高綱の在り処を瞬時に探り当てました。侍にはこういうスキルが存在するのに、それを何で怪しいと感じてた骨河にしなかったのー?って思います。そもそもウミガメちゃん改め洋犬に忍び込んだコソ泥が見つかって居直り強盗になって拘束された時にチャチャッと調べるべきなのに放置してまんまと裏切られましたよね。
骨河の裏切りなんて別にピンチでも何でもなかったけど、だから放置していていい理由にはなりません。架空の世界における架空の登場人物のストーリーを漫画というメディアで僕らは楽しんでいるのですが、架空の世界、架空の登場人物だからこそ、それらを納得させるだけのお話がなければ読者は楽しめない…つーか、どうしたらいいか!?分かりませんよ。だったら読まなきゃいい!!って思うけど、僕は「この作品の最期まで付き合う!!」と、勝手に約束してハチマルを始めてしまったので、そういう訳にはいかんのです。物語の中の言葉を引用するなら、それが僕の「義」なのであります。
そしてその「義」がある限りハチマルは決して「散体」できないのです。僕は『NARUTO -ナルト-』と共にナル×ジャンで添い遂げて成仏した時に思いました。どんな事でもいいから最後までやり遂げてよかった!!と。そしてそれをナル×ジャンを読んでくれた少年少女にしっかりと伝えました。何かを最後までやり遂げた記憶はきっと子供らの財産になる!!と、僕は考えます。それをまた少年少女にはお伝えしたいので、異論反論オブジェクションだらけの記述にはなってしまいますが、『サムライ8 八丸伝』の感想は続けるつもり…なので、ここまでむちゃくちゃになったお話は少しでも何とかして下さい(笑)。
いやー感想の筈が苦情ばかりで…アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ…お話に戻ると、骨河(遮那家)が義経の子で、弁形に騙されて義経は散体。ママも殺されたみたい。何故だか骨河が返り血浴びたみたいなイメージと骨河の前の床にぶっ刺さった小刀…(画像参照)。そして、これが復活した無線で地上の骨河に筒抜けになってる…という状況のようです。問題は散体してロッカーボールに還元された後、パージされた義経の鍵(キーユニット)だな。これはパンドラの箱の鍵の可能性があるので是非とも回収しなきゃなんないです。侍ゲーのムービーでは鍵の回収は散体してもオKがありましたので…。
しかし、骨河がまだショタの頃に義経が散体してる時系列だから、義経の鍵は明らかにアタさんら烏枢沙魔流に渡っていないので弁形とアタさんの繋がりは否定されました。つまりバトルロイヤル編の冒頭で弁形が意味ありげに連絡をとったのはアタさんではない…。きっとあれは弁形の唯一の手下である骨河だったと、僕は思います。が、そんなー薄っぺらいお話を伏線にしなくても…と思います(笑)。義経散体で思ったんだけど、侍はホントに言葉責めで散体するのかもね。メンタル弱いとダメなんですよきっと…侍って。だったら「オレが決める!!」の鋼のメンタルの八丸最強!!って事じゃね?!(笑)
サムライ8 八丸伝 第28話 免許皆伝 達麻 ハチマル ケルベロス 了