サムライ8 八丸伝 第29話 義常の義 感想①
『船もキーホルダーも
鍵も侍魂も…息子も金も
義常の全てを奪ってやったのさ
奴の姫である妻の命を奪ったのも
オレだ!』(弁形)
『ただの下克上
効率よくのし上がるには
騙して奪うのが鉄則だ』(弁形)
<プル><プル>(骨河)
<ガン>「ぐっ!」(骨河)
「!?」(竜)
「!」(アン)
(オレは…ずっと…
ずっと弁に騙されてたって事か……)(骨河)
あ”ーっ!!ハチマルではずっと「義常」を「義経」と表記してましたが、「義常」が正解だと今話でやっと気付きました…アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ…すみません(汗)。ところで扉絵の義常と骨河の髪の毛の感じがすごく似ていますね。義常はガタイもよくどっしりとした体つきです。きっと骨河も将来は義常みたいな大男になるんだろうな…と思いました。それと奥さんで姫様の黒髪の女性が骨河のお母様ですかね。今時の美魔女さんですねー。ケルベロスはこういう感じのしっとりとした女性が好みなので義常が羨ましいです(笑)。扉絵は骨河の何不自由ない多幸な幼少期が伺えるカットですね。画力が半端ないですー!!!
義常の元服(ロッカーボールの儀式)時期が不明ではありますが、扉絵のタイミングで義常とママさんは侍と姫の関係でもある訳で、義常が侍としてそこそこの地位を築いてる事を考えれば、義常が元服して以降にママさんとの間に骨河を設けた可能性が非常に高いので、やはり侍には生殖機能があると考えるのが妥当でしょう。この時点で義常はサイボーグの体になっていて生身の人間ではありませんが、義常の遺伝子構造はキーユニットに継承されていますから、それが生身の姫(ママさん)の卵子と授精した精子に反映され、骨河に遺伝情報を齎した筈です。だから…二人は髪の毛の感じが似てるのです。
つまり骨河は義常の形質をしっかりと受け継いでいるのです。きっとその中には侍になれる因子=ロッカーボールに承認される因子が含まれているのではないかと思われます。しかし、これまでのお話の中で骨河の侍適性は否定されていますが(2パーセント)、今話ではそれがどうも弁形の嘘だったという流れになってまして、これは骨河の元服フラグキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!でありまして若干、胸熱です(笑)。そして、ここから家臣の陰謀→お家断絶→忘れ形見の敵討ち…という時代劇のお約束的なお話の流れが予想されて、若干ワクワクします(笑)。しかし、そういうお約束を岸本先生はズラされるので…。
例えばお話の終盤で水戸黄門が三つ葉葵の印籠を出す…とか、銭形平次の投げ銭とか、それだけで現在時刻が分かるお話の作りに安心感を覚えるのは、今も昔も変わらないと僕は思うんですよ。それは僕がおっちゃんだからという理由ではなくて、日本人の遺伝子に組み込まれた「お約束」の一つ…骨河が義常からいろいろと引き継いだように僕らだって親からいろいろと引き継いだ中に仕舞われた記憶みたいなもんだと思います。先祖代々のお約束を僕らは無意識に安心感を持って受け入れている訳です。逆に言うと優れたコンテンツとはそのお約束を見つけ出して利用している訳です。
だからズラしてばっかりいないで、そういうスタンダードな表現を採用されてもいいのに…と、僕は思います。ま…岸本先生がおやりになりたいようにやればいいってお話ですけど(笑)。使い古された手法であろうといつまでも廃れずに残るものもあれば、斬新であってもそればかりだと飽きられる…大好きなカレーもそればっかだと辛いのと同じです(笑)。それに、ここに来ての岸本先生のベタベタ展開というものは逆に新しい!!んじゃないですか?(笑)。あー…そうだ!!忘れないように書き残しとくけど、骨河に義常の箱の鍵の形質も遺伝してたらいいなーと、僕は思いました。
「師への忠義も全く無しか」(達麻)
「いや…あったさ」(弁形)
「義常はくだらない家柄に固執し
己を縛り苦しんでいた
だから弟子のオレが苦しみから
解放して救ってやったのさ」(弁形)
<スッ>「都合のいい解釈だな
おい…」(達麻)
<バッ>「てめーは2度と
義常の弟子を名乗るんじゃねェ!!」(達麻)
場面変わって達麻VS弁形。しかし、達麻が「師への忠義」とか言うかなー(笑)。八丸がどんだけブロークンに達麻とお付き合いしてるかを考えると、達麻はどの口でそんな事を言えるんだと個人的には思いましたけど。でも、八丸の前にアタさんという非常に礼儀正しい弟子を達麻は育てましたから、その事を言ってるんですかね(笑)。ところで、キーホルダーの提供する鎧って本体の侍がフェードアウトしてもその形を留めておけるようですね。弁形に詰め寄る達麻の後ろに洋犬(鎧)が浮かんでいますもの。ちなみに洋犬(鎧)が登場した分、洋犬(本体)の方は痩せてますね(笑)。
これはキーホルダーが侍に鎧などのリソースを提供する描写に共通していて、小型のキーホルダーだとガイコツみたいになっちゃいます(笑)。ウミガメちゃんの洋犬は図体が大きいし、甲羅は骨格みたいなもんだからぱっと見わからないですけど(笑)。余談ですが、洋犬(鎧)のブースターシールドを四方に配して抜刀した双剣が中に座った構造が好きです。それと弁形が元降三世流と言う事なので義常も降三世流の侍だったと考えていいんですかね。そうだとして、星に傷を付ける逸話があった訳だし、相当な手練れであった事は確かですが、義常はどの程度の階級(段位)に在ったのか?もう少しお話を見守りましょう。
続きまーす!!(すっごい雨が降ってるーッ!!)