ハチマル

週刊少年ジャンプで連載中の『サムライ8 八丸伝』を考察するブログです。

サムライ8 八丸伝 第35話 侘び寂び 感想③

「無論だ
奴は私の弟子だった」不動明王

「奴は何でこの世界の星々を
消そうとしてるの?」(八丸)

<パッ>「これがカーラだ
奴の目的は私の造ったこの銀河を一度0にし
改めて己の理想の銀河を造り直す事だ」不動明王

「うわ!」(八丸)

「何のメリットがあってそんな事を?
話が大き過ぎて…」(達麻)

「銀河のルールを
己の思い通りに決めるためだ」不動明王

「師である私の造った
物質も生命も星も何もかも消して
本来の姿に戻したいのだ
それがあるべき”美しさ”だと言ってな」不動明王

「え!!?…じゃあって事は…
今のこの銀河にあるもの全部
不動明王様が造ったって事!!?
この…オレも!?」(八丸)

「直接ではないが…そうなるな
カーラもその一つだ」不動明王

不動明王様って一体何者!?
神様?」(八丸)

「創造主……神…
…の力ですか」(達麻)

「神ではない
私は別宇宙から来た——

情報集積体だ」不動明王

ロッカーボールテクノロジー承認された人間キーユニット(鍵)と侍魂変換されます。この時、人の肉体キーユニット変換されて背骨(脊椎)のような形状のとなります。そしてその中にその人間の記憶(意識)格納されるのですが、僕はこの段階でそれら一切合切のデータこの世界の何処かに存在するクラウドストレージバックアップされるのだと考えています。が斬られて首から下再生される場合、大きさの大小を問わず頭部中核として再生実行されます。これはキーユニット上部主軸(コア)があるからだという説明(第20話「相棒」)が既になされています。

サムライ8 八丸伝 失われたキーユニットに存在したデータの回収が必要なのだ!!

しかし、放棄された首から下「チリとなって消える」ので、その部分のキーユニットサイボーグの体と同時に放棄され、もしそのキーユニットにも何らかの情報があった場合は、情報消失してしまう前に頭部側に残った主軸(コア)情報(=侍の記憶)は回収されなければなりません。そうでないとキーユニットの一部を失う度のように記憶を失わねばなりませんし、これまでどんな斬られ方をしても行動に支障を来すような記憶の欠損等は確認されていませんので侍の記憶瞬時修復されていると考えられます。ここでキーユニットの主軸(コア)斬られたらどうするの?という素朴な疑問が生じます。

きっと岸本先生そこまで考えてらっしゃらないのではないかと思いますが(笑)、案の定…特に提示はありません。微妙に主軸侍の弱点なのかとも思いましたが、それならばがその部分ばかりを狙って攻撃が集中する筈だけど、そんな描写一度もないので、主軸真っ二つにされようと、武神に見放されない限り再生できると考えれば、侍の意識(データ)が常にクラウド存在して、寧ろ遠隔で侍が動作してると考えた方が合理的に思えます。しかし今話において不動明王八丸への免許のダウンロード察知して、八丸の意識空間登場した描写から侍の意識同一ストレージ同一ネット上存在する可能性が高まったように思います。

個別にが自分の意識(データ)管理しているより、常時クラウドバックアップしてるか、クラウドから遠隔体を操作していると考えるに足る描写が揃ったと、僕は考えます。つまり、サミボーグの体単なる出力デバイスに過ぎず、キーユニット(鍵)も当該侍の意識を受信するアンテナみたいなものと考えられるとしっくり来ます。そして、その仕組み生命の在り方示しているように僕は思うのであります。ところで、不動明王ではなく、ロッカーボール承認されてサイボーグの体になった訳ではありません。彼は人間とは全く違う発達を遂げた別宇宙からやって来た生命体不動明王曰く「情報集積体」なのであります。

何だかよく分からないかも知れませんが、簡単に言うとGoogle先生もっと強烈に進化して全ての事象から自立した存在です。全ての事象って言うのは例えばエネルギー問題肉体を含む物質との関わりです。恐らく三次元(僕らの世界)では実現できないと思えるので、もっと高次元の住人だったと思います。そういう存在が人間を更に高次元の世界導く為ロッカーボールテクノロジー考案した訳です。不動明王人間の生命自分と同じように情報化したんですね。しかし、何でこんな事を不動明王が行ったのか?その意味理由を知る事がとても重要なので、ちょっと難しくてアレだけど次回からそれを僕と一緒に考えてみましょうよ。

 続きまーす!!