サムライ8 八丸伝 第41話 侍・七志 感想③
「これが八角の鍵だ
繋げろ」(アタ)
「!!?
は…八丸くんに何をしたの!?
か…彼はどこなの!?」(アン)
※ここ本文で書き漏らしてしまったのですが、「アンちゃん>八丸」の関係で利用価値があるというのが、単に○角らの姫(バフ役)として価値があるのか、もっと他の大人の事情の意味合いがあるのか?それか家事役としてなのか?世論を巻き込んだ大論争に発展しそうな気配です(ウソ)。しかし、アタさんの「侍は簡単には死なん」というのを受け容れるのが至難(笑)。
「安心しろ
侍は簡単には死なん
奴にも利用価値はある
お前ほどではないがな」(アタ)
「……」(八丸くん…!)(アン)
「さて…
この鍵から力を吸収するのだ」(アタ)
<ガチャ><ガチャ><ガチャ><ガチャ>
<スッ>「それと……
これが八角の侍魂だ
今後武器として使え」(アタ)
※ここも本文で書き漏らしちゃったんだけど、ハチマル的には侍魂にその侍の主体(=意識=心)が格納されてると考えていますが、それが侍の体の中になくて離れた場所にあっても八丸が意識を保っていられるのは通信によって八丸の体と繋がっているからだと思われます。戦闘シーンでも腹から侍魂を取り出して、時には侍魂を遠くに飛ばす局面(千ちゃんのロケットパンチとか)もあるので結構な距離でも大丈夫のようです(適当)。
<ズズズ>「はい」(一角)
<ダッ>(アン)
<ガッ>(アン)
「!?」(アン)
「オレ用だ
お前では抜けん」(アタ)
<ガチャ><ガチャ><ガチャ><ガチャ>
<フッ…>
「これで我々の欠けた穴が埋まり
完全な「7つの鍵」が完成する
さらばだ八角」(一角)
「……」(八丸)
アタさんが八丸から引っこ抜いた鍵を中央に立てて一角~七角(=○角ら)がそれを取り囲んで立っています。この鍵に対して○角らがそれぞれ個別に鍵を繋いで星型のネットワークを形成しました。ちなみに○角はマントに「♦︎」マークでナンバリングしてるんですね。顔が全く一緒だし、個性も乏しいからこうでもしないと見分けられないのでしょう。それにアタさんと話してるのが一角だけなんですよね。喋れないのか喋れるのに大人しいだけなのか?八丸みたいにガサツなのも嫌だけど、ここまで喋らない子も怖いです。もしかしてアノマリーとして発生した八丸が他の7つの鍵から奪った能力ってそれかッ!?と腑に落ちますけど(笑)。
しかし、八丸が鍵を抜かれた状態で正気を保っていられるという事は八丸の主体は鍵にはない。よく喋るとか無口とか性格諸々を決定する要素は鍵に含まれないと思われるので、八丸の鍵を繋いで○角らが回収するのは「マンダラの箱」の鍵の能力なのでしょう。だから、これを契機に○角らが雄弁になったりガサツな行動をするようにはならないと思います。アタさんが喋ってる時に頭をパカパカして鍵を出し入れしてフザケて欲しかったです(笑)。多分、アタさんだったら、そんな事をする○角をサクッとぶっ飛ばして、○角もそれで「やってはいけない事」を学習して自分の行いを修正していけると思うんですね。
昨今はコンプライアンスが厳しくなって教育者も窮屈でいけません。僕が子供の頃は授業中に煩いと廊下に立たされたし、僕の先輩世代は両手に水のいっぱい入ったバケツを持たされましたっけ。僕だってガサツで落ち着きのない子だったから問題山積で、先生のゲンコツ(第二関節の斧)や黒板用の大きな三角定規で頭を<ゴチン>とやられてタンコブ作りましたもの。その時はとても痛かったです。勿論、行動は自制するようになりましたし、その事があったから先生を恨むような事もなくタンコブも直ぐに消えて無くなりました。その時に味わった痛みなどおっちゃんになった今は嫌な想い出ではなく寧ろ好ましき想ひ出であります。
今じゃとっても実現しないだろうけど、僕はあの時叱ってくれた先生に感謝しています。確かに暴力はいけない事であります。でも、それを奮う人の心の中に何があるのかを僕らにも考える必要があるんじゃないでしょうか。それが「愛」なのか?「憎しみ」なのか?そして、その感情が何処から何処に向かっているのかも?僕らは目に見えない数多の感情を何とかして御しながら生きる生物であります。先生はそれを僕に教えてくれたんだと僕は理解しています。多分、そこで僕が学べなくても違う場所で気付けたかも知れません。でも先生は先生自身の手で僕に伝えたかったのだと思うのです。僕が他の場所で困ったりもっと大きな過ちを犯さないように…。
まー…僕みたいな半ちくの教育論はさて置きまして、このままだと八丸に分散された「マンダラの箱」の鍵の能力が○角らに還元されてしまいます。八丸の鍵に星型に繋がった○角達の「内なる宇宙」にキューブ状のキャラクターが現れています。その一つの面に黒い「穴」があって、それがどうもそれぞれの鍵の欠けたる部分を表しているようです。それに対して真ん中のキューブは八丸の鍵を表しているのでしょう。向こう側の面が見えませんが、黒い「穴」はないようです。○角らがそれぞれ6/7(=1–1/7)で、不完全に見えた八丸が7/7(=1/7×7=1)だと考えてて、この描写は非常に腑に落ちます。
しかし、これは「マンダラの箱」の鍵としての要素だから、これが八丸のポテンシャルにはあまり関係ないでしょう。ただ、八丸のとんでもない引力はもしかしたら「マンダラの箱」の鍵の能力が関係している可能性はあると思います。そして、八丸はこの状態でもう一方の不動明王の遺物である「パンドラの箱」の鍵でもあります(達麻の心眼により確定)。それが偶々なのか?何かしらの意味があるのか?は現時点で評価する材料が不足しています。その前に岸本先生がそこまで考えてらっしゃるかが極めて不透明でありまして、このままなかった事にされる可能性もあるので僕の心にしまっておこうと思います(書いちゃったけど)。
続きまーす!!